医療費の負担は誰が背負うべきか

高齢者の負担を減らすということは若年者の負担を増やしているということ。つまり、若者は結婚したら子育てをする金があれば高齢者への医療費に金を払えということになる。

65歳以上の人口は既に28%を超え、人数は3600万人を超えている。年少人口を除けば、医療保険を支払ってくれる人は7600万人を切っている。つまり、もう高齢者の医療費は二人の生産年齢人口が支えているだけになっている。

今から15年前であれば高齢化率は20%、35年前であれば高齢化率は10%であったので、まだ現役世代は一人当たりの負担は少なかった。今の高齢者が「ワシの若い頃はみんな負担していたぞ」と言っても、当時はそもそもの負担が少なかったのである。

時代の変化により適切な負担の割合が変わらざるを得ないのは当然のことである。


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