訛り

英国の通関でおそらくは移民と思われる職員が「俺はちゃんと英語を喋れるんだ。お前らアジア人は英語喋れないだろう。」と言い続けていて、そこを「え、英語が喋れない日本人で済みません」と心の中で思いながらそそくさと通り過ぎたのはいい思い出である。その人の横では同僚?上司?の白人女性がうんざりした顔で立っていたのである。

その時には、某キングズクロスの近くの宿を取ったのだがタクの運ちゃんに「ライアンホテルまでよろしく」と言ったらいきなり「ライアンホテル?りょーあんホテルだよ。」と言われたので面食らった。後日別のタクシーで「りょーあんホテルまでお願い」と言ったら通じなかったので「ライアンホテル」と言い直したら通じたわけである。

あれはロンドン訛りだったのか別の何かだったのかは今でもわからない。

まあ前世紀の話なので今は昔の話である。

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