日当を払うような平和な集団ではなかった話

こういう研究者のフィールドワークによると「反五輪の会」はノンセクトラディカルと中核派ということなので、「共産党が右翼だ」と主張する人にとっては共産党よりは左ということで中道右派だというかもしれないが、一般には極左である。中核派などは武装革命を目指すような極左過激派であり、学生運動で武装闘争をやった連中の裔である。

そりゃそんな奴らであるから「日当を出して動員する」なんて緩いことはやっていないんじゃないか。もちろんシンパからは協力金をもらっていると思うけれど。シンパとはつまりは「一般市民」として社会に溶け込んでいる分子である。

そんな危険な連中が普通の政治運動のようにノンポリにお金を払って動員するなど考えられないであろう。メーデーとかで労働組合の人を動員するのとは違うのである。

彼らってどちらかと言えば皇居に向かってロケット砲を打ち込むような連中というイメージである。そういう危険な連中がやった反五輪運動ということではないか。これに日当で動員したなどというのはNHKの方に中核派などが安全な集団であると印象付けたいという下心でもあったのではないかと思われてしまうのである。

多くの人は共産党が公安の監視下にある危険団体という認識を持っているかもしれないが、中核派などの極左は過激派として共産党よりもっと危険な団体であることを認識し直さなければならないのではないか。平和ボケとはこういうことを言うのではないかと思うのである。

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