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出生主義

人間には尊厳というものがあって、自分の生命をも含めて自己決定する権利があると考えている。だから、患者が自分の病状や治療法を判断して延命治療をどのように行うか、もしくは苦痛を取り去るために寿命を縮める判断をしようとも、それはその人の責任で選択できると考えている。

けれども、あくまでそれは自分の生命の範囲内である。他人の生命、他人の人生にまで口を出すのは要らぬお節介、越権行為である。

そりゃ自分が苦しいんだという人もいるかもしれない。けれども、それはあくまで自分の中で解決すべき問題である。他人を道連れにすればそれは心中である。

子供についても、自分は子供を作る行動をしないというところまでは自分の守備範囲と言えるが、他人にそれを勧めるのは良くないのである。他人にはその人の自主決定権がある。それを無理に自分の都合が良くなるように動かしてはいけない。

子供は親の「所有物」ではない。

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