コロナウィルス

テレビを見ると相変わらずコロナウィルスによる新型肺炎のニュースで騒がしい。新型ウィルスの名前が決まったとのことである。

この「COVID-19」君、中華の湖北省武漢辺りから流行が始まって今では中華全土から世界各国に広まっている。

日本は中華大陸外のくにとしては感染者数は最大になるが、感染者は大きく3群に分かれている。一つは観光客として日本に来た人たち(大体が武漢から来た人だ)とその対応を行った人たち、つまりバスの運転手、添乗員、また、土産物屋の店員など。もう一群は武官に在住していた日本人のうち、帰国後(もしくは帰国前から)咳や発熱の症状を示した人。ANAの飛行機が数度に渡って武漢から日本人やその配偶者の中華人を連れて帰ってきた。残念ながら何人かは発熱や咳症状を認め、ウィルス陽性であったとのことだが、このほど、第一陣の帰国者は検疫の隔離を終えて全員陰性で帰宅できたとのことである。最後の一群はクルーズ船の乗客である。香港で1人陽性者が発見されたのち、日本に寄港した。ブルームバーグの記事にはおよそ3700人の乗員乗客のうち、492人が検査され、そのうち174人に陽性反応が出たとのことである。また、船に検疫を行った検疫官1人も感染したとのことである。 

現在、日本国内の感染者数は203人であるとのことなので日本の新型肺炎感染者の大多数はクルーズ船からの患者ということになる。

このニュースについては健康な人は皆上陸させて船内での感染の広がりを防げという意見もあるが、一見症状を示していない人が潜伏期間中の患者である可能性もある。そういう人を無造作に上陸させてしまうと日本国内に感染を拡大させかねないので一定の隔離はやむを得ない措置であろう。何しろ、発症者は日本の医療機関でケアされるわけである。他のクルーズ船には寄港を拒否されて彷徨っている船もあるのである。

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