繋ぎ、創る【おげんさん】
5回目の放送、お疲れ様でした
偏愛的音楽番組、おげんさんといっしょ。
5回目の放送が無事に終わりました。
毎回ビックリすることばかりで、笑って喜んで感動して涙して。
本当に幸せな時間を過ごせる、そんな番組です。
今回も期待以上、というか…
番組放送中なのに「これ放送していいのか…?」と二度見するような、まさに変態進行でした笑
1曲目から「サザエさん一家」という、他局だし元ネタ感だしそりゃあ放送できないかもと言っちゃうしという最終兵器ですよ!
けど楽曲は本当に素敵で、しっかり大人のカッコよ満載なアレンジが堪らなかったです。
隆子と長岡の関係性も気になりますがw
2曲目はお父さん(高畑充希)とねずみ(宮野真守)によるデュエットで「デイ・ドリーム・ビリーバー」。
中の人のお仕事的な関係性は言葉にするとドロドロでしたがw、お二人の歌唱力がこれでもかと火を吹きましたね。
凄すぎて鳥肌モノでした。
そして今回の目玉企画、あのレジェンド番組「ハッチポッチステーション」「クインテット」との夢の共演!
しかもコーナータイトルはまさかの
「パペトーーク」
テレビの前でひっくり返りそうになりましたよw
ド直球すぎませんか。
というか本家からそのまま色々持ってきすぎではありませんか。
そんな心配をよそに「筋は通した」と目を細めるおげんったらマジ大物感。
グッチさん、そしてアキラさん。
お二方ともある意味で、おげんさんの道を開いてきた先人だと思うのです。
音楽を楽しみ、音楽で遊び、音楽を広く世の中に伝えていく。
そんな偉業を成し遂げてきた、まさにNHKのレジェンドだと言えるのではないでしょうか。
(さらにその先には、イエローマジックショーを創り出してきた細野晴臣さん達や、笑いと音楽を世に知らしめてきたクレイジーキャッツさん達がいるのでしょう)
世代を繋ぎ、脈々と続いてきた「音楽楽しもう」というコンセプトが、今また受け継がれた。
そんな思いに駆られました。
そこから来た懐かしくて愛おしい面々が、おげんさんと一緒に「うちで踊ろう」を歌う様はまさに奇跡でした。
アキラさんアレンジはとても美しくて、それだけでも感動なのに。
演奏された大晦日バージョンは結構辛い歌詞とも取れるはずが、パペット達の歌う曲はどこまでも「あたたかい」のです。
これは本当に不思議でした。
歌う人(パペット)の気持ちひとつで、これほどまでに音楽は変わるのかと。
ちょっと個人的感情も爆裂して、ちょっとガチ泣きしてましたw
(個人的感情の話はまた別に書こうと思ってます)
そして三浦大知くんのダンスパートは「不思議」のダンスアレンジ。
キレッキレのダンスは圧巻で、一気に三浦大知ワールドに叩き込まれましたw
久しぶりにダンサー三浦大知を拝見しましたが、やっぱり凄まじい。
言葉以上に言葉を伝えてくるダンス、唯一無二だと言えるのではないでしょうか。
その動きがあまりにも鋭くて、踏みしめる靴が時折ブレーキ痕を残していました。
その痕すらも美しくて震えました。
私の大好きな豊豊さんはスナックを畳んで、レコードショップ「サブスク屋」のオーナーになってましたw
チャイナドレスも素敵でしたが、そのオラついた格好も素敵です!
オススメされた楽曲は聴いたことのないものばかりだったので、またチェックする楽しみが増えました。
豊豊さんの見識の深さはやっぱり変態級です。
音楽紹介という同一性はあるのに、豊豊さんの中の人(松重豊)がパーソナリティを務めている「深夜の音楽食堂」ともまた違うコーナーになるのも不思議てした。
俳優さんって本当に凄い。
そういえば、そんな豊豊さんの声がちょっとザラザラしていましたね。
低音がハウリングしているのでは、という声も聞きました。
その後もお父さんや隆子の声が同じようにザラついていたので、マイクトラブルかなあと思いつつ聞いてました。
5回も続けている生放送ですが、目に見える機材トラブルっぽいのは初めてな気がします。
個人的にはこういうトラブルは「うおお、本当に生放送だ!」と盛り上がってしまいますw
とりあえず声は聞こえていましたから、致命的なトラブルには至らなかったと言えるでしょう。
裏方のスタッフさん達はきっと肝が冷えたでしょう。
そんな苦労のおかげで「生放送ライブ番組」という最高の贅沢をさせてもらってます。
ありがとうスタッフさん、お疲れ様でしたスタッフさん!!!
そしてラストは「創造」。
配信ライブの時とはまた違うアレンジで、原曲とは全く違う面白さに溢れていました。
「何か創り出そうぜ」という言葉がまさに「おげんさんといっしょ」のコンセプトにも思えて、感慨深いものがありました。
だって、こんな生放送はどこにも無かったのですから。
パペトーークは「ついさっき撮った」という話。
その後の星野源ANNで語られていましたが、隆子に至っては3時間前にスタジオ入り、ほぼリハーサルなしでの強行参戦。
あれたけのパフォーマンスを見せた三浦大知くんですらリハーサルは当日のみで、ダンス製作期間はまさかの1週間ほど。
これ、本当に大変な企画なのだろうなあ…と思うエピソードが、てんこ盛りなんですよw
今や収録放送が大半を占め、技術の進歩もあってリモートや合成も多々使える便利なご時世なのです。
そこを「生放送」というスリリングな状況で放送に挑むのです。
その緊張感は、何物にも代えがたいのです。
編集されない息づかい、ノイズ、言い間違い。
こんな何気ない様が人間らしくて、テレビの向こう側なのに繋がりを強く感じるのです。
それを創り出してくれた星野源さん、そしてスタッフの皆様の心意気に痺れます。
そんな訳で「あっ」と言う間に終わってしまいましたw
時間が経つのが早すぎる!
今回も幸せすぎる時間を過ごすことができました。
どうか来年もお会いできますように。
豊かな時間は、きっと世界を幸せにしてくれますから!
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