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笑いの新境地【腸よ鼻よ】

【腸よ鼻よ】というギャグマンガをご存知だろうか。

簡単に言ってしまえば闘病記だ。
ただし、そこには辛さや苦しさ、涙はあんまり存在しない。

なぜなら【腸よ鼻よ】は「闘病ギャグエッセイマンガ」だからだ。

いや闘病なのにギャグエッセイて。
そう思う人は多いと思う。
実のところ作者である島袋全優氏は潰瘍性大腸炎という難病を患っている。
なんならそれから難治性瘻孔というコンボまでキメている。
冗談では済まないほどの入退院を繰り返し、結構まめに死の縁も彷徨っている。

それなのに。

これは紛うことなきギャグマンガだ。
島袋先生ご自身の底抜けなポジティブさ、そして全く笑えない状況をむしろ楽しむくらいの矜持。
何がどうなったら笑えるのかと思うが、実際これを読んだら爆笑すると思う。
個人的には島袋一家、特にお姉ちゃん大好きだ。
たぶん割と常識人なのに報われない。

実はこのマンガは、つい先日最終回を迎えた。
私が知る限り、こんなに盛り上がる最終回は【腸よ鼻よ】が初めてだ。
色々な意味で「最終回で良かった」と思った。

単行本は8巻まで出ているが、次あたりで最終回になるだろうか。
どうか紙媒体も電子書籍も、連載されていた漫画アプリも、たくさんの人に読んでもらいたい。
そうして島袋先生に印税をプレゼントして欲しい。

次はきっとガチムチ筋肉大狂乱の新連載が始まると信じている。
最終回本当におめでとうございます。
最終巻も買います。


闘病エッセイです、合ってます

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