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【介護系】オンラインセミナー《セレクション》

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日総研主催の介護系オンラインセミナーセレクションです。
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#セミナー

高齢者の「QOD」を高める終末期ケア

自分らしい逝き方である「QOD」は、自分らしい生き方である「QOL」と重なります。 人々が恐れるのは「死」そのものよりも、死に至る過程で遭遇する苦痛、恐怖、不安感、孤独感、家族や友人と別れることの寂しさや、残される家族の生活の心配などです。 そうした否定的な感情を取り除き、安心して「死」を迎えられることが「満足のいく死」と言ってもよいでしょう。 そのためにも、さまざまな職種が専門性を発揮して、身体的苦痛を取り除くために、医療の力も有効に使いながら、精神的苦痛、社会的苦痛

中途採用介護人材の特性に応じた指導

基本的な知識や介助技術を教える必要がある未経験者と,ある程度の知識や技術を持っている経験者とでは指導内容に違いが出るでしょう。 しかし,実は経験者の方が指導には難しさがあるのです。 介助や声かけのやり方にクセがある人, 前の職場のやり方にこだわっている人,経験年数は長いけれど仕事が雑な人など,指導して修正するのが難しそうに思える人を扱いにくいまま指導していることも目にし ます。 また,即戦力として入職前から期待をしていたのに,思ったほど仕事ができなかったら,ダメな人だと

利益を生み出す相談員の稼働率管理

介護事業はあくまでも公益性の高い仕事ですから、決して「勝ち負けを競うものではありません。しかし、施設・事業所側からすれば、利用定員を満たさなけれぱ収入減に直結します。 近年倒産する介護事業所が増えてきています。度重なる介護報酬改定の影響もあると思われますが、業績が悪ければ非情にも倒産する時代なのです。 施設や事業所が倒産して困るのは、経営者や従業員はもとより、何よりもサービスの利用者です。サービスを頼りに生活をしている利用者のことを考えると、倒産という事態だけは避けなけれ

その人らしい「逝き(生き)方」をサポートする看取りケア

「介護施設、とりわけ特別養護老人ホームの職員は、利用者が最期まで苦しまず、人間本来の姿で生き、そして自然な形で死んでいくことをお手伝いするものであると考えます。そこには当然、医療機器など何も存在しません。 したがって、私たちは根気よく利用者にかかわります。根気よく利用者の持てる能力を引き出そうとします。根気よくその人を知ろうとします。そして、最期まで利用者の可能性を信じます。なぜなら、人間らしい生活を送っていただくことを願うからです。 医療現場では、そんなのんきなことを言