認知症の人へのケア&リハビリ
リハビリの本来の意味は、障害を持つ人たちの「人間らしく生きる権利の回復」、すなわち「全人間的復権」であり、治療や訓練といわれるものは、その目的を達成するためのひとつの手段にすぎません。
「人間らしく生きる権利の回復」とは、必ずしも障害を受ける前と同じ状態に回復することではなく、むしろ多くの場合は、障害を契機として新しい人生を再構築することでもあります。
しかし、認知症の人の場合は、人生や能力を拡大・構築していくことが難しい場合も多く、そのような場合に、考えなくてはいけない