見出し画像

7/8日声協オンライン研究会:新垣有希子

【オンライン研究会一覧】

今回は7/8に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):新垣有希子先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
ベルカントって結局なに? Vol. 2 発声練習編

【要旨】
前回の講義ではベルカントの全盛期にナポリの音楽学校では、毎朝2時間以上の発声のトレーニングがカルキュラムに取り入れられていた、というお話をしました。
今回はベルカントのレパートリーを歌うために必須とされていた発声のテクニックとヴォカリーズ(母音唱法)について深めていきたいと思います。
発声練習用のヴォカリーズに関してはコンコーネが最も有名ですが、実はポルポラ、モーツァルト、ロッシーニも作曲しています(有名なラフマニノフのヴォカリーズは発声練習のために作曲されたわけではないので今回は除外します)。
ベルカントの定義の復習もしながら、残されている文献からわかり得る、いにしえの発声練習に一緒に向き合ってみませんか?現在うたいにくい箇所の手がかりが見つかるかも知れません。

参加された皆さまからは、
「ベルカントについて様式と唱法の区別など本当に勉強になりました。次回も楽しみにしています」

「具体的にどのように楽譜を読んだり、どのテクニックをどのように練習していけばいいのかを分かりやすく教えてくださり、やるべきことが見えてすっきりとした気持ちになることができました。
まずテクニックを知らなければ歌えないということ、時間をかけてじっくりテクニックを磨くことの大切さを教えていただきました。
海外にいらっしゃる先生ともこのように繋がりお話を伺えることは、オンラインの本当に素晴らしいことだと改めて感じます。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。
ーーーーーーーーーーーーーーー

【発表者】澤原行正(声楽家)

【日時】2023年7月15日(土)15:00~16:45

【テーマ】
ドニゼッティのオペラ第2回 ~ 台本作家との関わり

【要旨】
イタリアオペラを代表する作曲家ガエターノ・ドニゼッティ。第1 回はイタリア語とフランス語が存在する彼の作品を改訂と翻訳というキーワードを用いて解説しました。今回は、数多く存在する彼の作品と、そこで関わった多くの「台本作家」を取り上げます。自身でも台本を手がけることもあったドニゼッティは、そのこだわりから台本作家たちと衝突することもあったとか?「台本」をテーマに彼の作品を見直してみましょう!

【オンライン研究会のお申込】
〈正会員・半年パスポートをお持ちの方〉
※今年度より事前の申し込みが不要となりました。
木曜日までにZOOM IDをメールいたしますので、
金曜日までに届かない場合はお手数ですが事務局までご連絡下さい。

〈一般・個人会員の方〉
お申込みはこちら

【参加費】
〈正会員の方〉
 無料

〈一般・個人会員の方〉
 一般:1,000円
 個人会員:500円

半年パスポート】もございます。
一般:7,000円
個人会員:3,500円

大学生向け 半年パスポート:2,000円