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「吉備の大古墳展」(岡山シティミュージアム)に行ってきた!

みなさん、ごきげんよう。

会期ギリギリではありますが、岡山シティミュージアムで2024年2月12日(月)まで開催中の企画展「吉備大古墳展」に行ってきました。
5階の展示室内で展開されております。

実は、毎年冬の時期に、岡山市埋蔵文化財センター(岡山市教育委員会)と岡山シティミュージアムの共同企画で開催されている古墳モノの展覧会でございまして、今回は「吉備大古墳展」でございました。

近年の発掘調査で徐々に古墳の謎が解き明かされつつある金蔵山古墳や造山古墳群での調査の様子が懇切丁寧に紹介されている展覧会です。

これまでの歴史や調査の過程を振り返りながら、貴重な資料の数々と共に、調査の過程が収められた映像資料や、千足古墳の石室復元を堪能できたり、あの古墳はどこにあるのかしら?と巨大地図を眺めながら位置確認ごっこをしたり、第4章からなる章立てに設けられたミニクイズに答えていったりと、大変楽しませてもらいました。

昨年末から開催していたこともあり、どうやら会期中に何度も会場に足を運んで展示を堪能された方や、造山古墳群を堪能してから展示を見にきたというお客さま(逆もしかり!)もいらっしゃったそうです。
「展示&現地堪能コースか、最高だな‼︎!」
と受付レディからの逸話を聞きながら、羨ましく感じたりもしました。

個人的に気に入った資料は、金蔵山古墳から沢山見つかったという柵形埴輪や建物形埴輪です。

沢山並んでいるのをみると、
「うわぁ…」
とちょっと嬉しくなってしまいました。あの形のマグネットとかあったら買ってたな。

千足古墳の復元コーナーも大変素晴らしいもので、京都にある専門の会社に制作してもらったものだそうで、模型のプロのおじさま達が制作されたそうです。

過去に開催した企画展の時に制作され、普段は岡山市埋蔵文化財センターにあるそうなんですが、今回の展覧会に合わせて再び登場となったそうです。とにかくとんでもなく大きいので、移動や組み立て、設営も大変だったろうなあと、プロの技に感動いたしました。

調査のプロ、発掘のプロ、資料運びのプロ、映像編集のプロ、デザインのプロ、企画展設営のプロ等、数々のプロの技が随所に散らばっている大変素晴らしい展覧会です。

しかも、常設展の値段で鑑賞できますので、一般の方は310円という破格の安さ!
岡山市の歴史と吉備第古墳群の魅力を存分に堪能できますよ!

「吉備大古墳展」
◾️2023.12/1-2024.2/12
◾️岡山シティミュージアム 5階展示室
◾️一般310円、高校生・大学生210円、中学生以下無料
https://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/

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