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【心の職員室・新聞綴り】411

朝日新聞は都内版で、小池都政の子育て支援策について、見開きで取り上げていますが、何がいいたいのかよくわかりません。高校の授業料の実質無償化で<暮らし楽になる?><「助かるが」重いコスト><授業料「負担のほんの一部」>と、何とかアラを探そうという見出しが続きます。

一方で、元鳥取県知事の片山善博さんに、鳥取は早くから30人学級をやった。みんな同じがいいですかと言わせています。国が一律にやることと、地方が独自にやることは、当然両方あっていいわけです。ただ、周辺県との差が物議をかもし、都の財政が豊かだからできることで、<地方税システムは検証が必要>と書き手の主張も見出しにとっています。

社会面では、発生から20年になる佐世保の小学校での女児殺害事件の被害者の兄(34)にインタビューしました。子どもの支援の難しさが浮き彫りになっています。

大阪府泉大津市で2022年、中学1年制が自死した事案の、市長設置の第三者委員会報告書が出たことを短く報じています。「複数のいじめがあったと認定し、対応が不十分だった学校への不信感や将来への不安などが自死の背景となった」としています。
                            (2024/6/1)

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