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【心の職員室・新聞綴り】440

朝日新聞は教育面で連載「教育DXの波 Next GIGA時代へ」を7日からスタートさせていて、初回はタイトルにあるように、現在おかれている学校の環境の解説です。<端末更新 変わる授業 広がる温度差>と主見出し。

8日の2回目は「授業時数特例校」の紹介でした。「教育課程特例校」にもなって「情報探究科」をつくった千葉県印西市立原山小学校、中学3年生の「技術」の時間を週1回にした東京都町田市立南成瀬中学校。3回目は大学入試へのCBTの導入などを取り上げています。

読売新聞社会面には、文科省の教育委員会に対する調査で、年度初めの教員不足が昨年よりは改善傾向にあるというデータを紹介していました。それでも昨年より「悪化」が22教委、「改善」は11教委、「同程度」が35教委です。前年度は「悪化」が4割を超えていたとのことです。確かに現場感覚でも前年度よりはましだと思いますが、「改善傾向」と言えるのでしょうか。

読売の「就活ON!」のページで、就活生日記が紹介されていましたが、首都圏私大4年女子は「3月上旬」に大手銀行の内定をもらい、4月上旬にはファイナンシャルプランナーの資格の勉強をスタート。6月に中学校で教育実習とありました。

これではなかなか、学校現場を選んでもらえないなあと思いつつ、「生徒と接し、教師の魅力を再認識。いずれは教員に転身して、企業での経験を生徒の進路相談に役立てる道も思い描いている」とあるのに期待するしかないようでした。
                            (2024/7/9)


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