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【心の職員室・新聞綴り】505

読売新聞も教育面で学習指導要領の連載を始めました。朝日新聞とは対照的。まずは高校の「論理国語」「文学国語」問題をどうするのかをテーマにしています。

教科書を発行する筑摩書房によると「論理国語」のみを学ぶ生徒が4割、文学国語のみ1割、両方が5割。意外と両方が多い気もしますが、文学の比重が異なることが「国語力の格差になることが心配」と国語教科書の編集長がコメントしています。

両立を図るために、単位数を半分ずつにしたり(都立西高)、講習や補習でで小説を題材にしたり(都立日比谷高)、「現代文探究」「近現代国語」といった独自科目を設けたり(千葉県立高の一部)、いろいろ工夫もされているようです。

朝日新聞のほうの「次期学習指導要領 論点は3⃣」は京都大学の西岡加名恵さん。中教審の教育課程部会臨時委員です。いろいろ語っていますが、教科と総合的学習は評価の仕方を分けて考えるべきだという主張のようでした。
                           (2024/9/24)


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