【心の職員室・新聞綴り】419
小中学校の給食無償化について、文部科学省の調査結果を各紙が紹介しています。特に朝日新聞は1面トップ。見出しは<小中給食無償化 実施3割><自治体6年で7倍 子育て支援目的><全国拡大は財源の壁>となっています。調査は2023年9月時点で、2017年度との比較になります。
記事によると、何らかの無償化を実施しているのが722自治体、うち全員対象が547自治体で、2017年には76自治体でした。多子世帯限定など要件を設けていたのが約150、調査時点で実施していなくても2023年度中に実施予定が40。ただし、722自治体のうち2024年度は続ける予定がないと82自治体が回答しています。継続的にできるとは限らないようです。
一方、全員を対象に無償化するには約5000億円が必要。すでに教員給与の引き上げを前提にしているだけに、文科省は無い袖は振れないということのようです。
また今回、「給食を提供している学校でも、アレルギーなどを理由に、給食を食べていない児童生徒が約28万5000人いることもわかった」(読売)という視点も重要です。
日経デシタルからは<ベネッセの通信制サポート校、25年開校から数万人めざす>が目に止まりました。be高等学院だそうです。ベネッセも新たな市場を求めなければいけない時代でしょう。多くのサポート校を蹴散らすことになるのでしょうか。
(2024/6/13)
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