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【心の職員室・新聞綴り】439

NPO法人「キッズドア」の調査で、夏休みの短縮・廃止を生活困窮世帯の6割が望んでいると読売新聞社会面。「生活費が増えるから」という理由だそうです。短縮派が47%、「なくてよい」が13%。子どもにとって楽しい夏休みは望めないのはなんとかならないものでしょうか。

読売の「明日への考」では、早稲田の高橋義雄教授に、五輪の取材経験の長い結城和香子編集委員がインタビュー。高橋さんはeスポーツに積極的でない日本の課題をとりあげています。<多様な生き方の選択肢として><部活のようなモデル模索を>という見出しで、中身がだいたい読み取れます。

朝日新聞は「長袖を脱がない子どもたち」の特集で先週に続いて2回目。国立成育医療センターの田中恭子「こころの診療科」診療部長が、感覚過敏、不安、リストカットなどへの注意や避難を避ける心理、家庭の経済的事情、趣味など様々な理由を挙げ、「すべてが子どものヘルプサインというのは少し言い過ぎ」と述べています。

この記事の氏岡真弓編集委員の原稿の中で、メールでの読者の反応が紹介されていて、「衣替えも守れないのか」という教師の反応もあったとか。いまのご時世、それはないですよね。

高知のプール事故、朝刊でも詳しい情報はありませんが、朝日によれば、やはり教頭は泳げるグループを見ていたようです。
                            (2024/7/7)

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