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【心の職員室・新聞綴り】469

「東日本大震災 再生の歩み」というカットをつけて<大熊式教育 移住呼ぶ>と読売新聞が社会面で。福島県大熊町の義務教育学校「学び舎 ゆめの森」に移住者が多いという話です。1学期だけで14人増。併設の認定こども園を宇組めて約60人が通い、うち6割が移住組とあります。

昨年度にこの場所を訪ねて、移住者が多いという話は聞いていました。<自主性重視 福島復興も学ぶ>という点が好まれていて、この記事でも紹介されている小3、小5の子どもたちは2人とも前の学校で不登校とあります。普通の学校になじめない子の移住も少なくないようです。

解説面のNew門は、水泳授業の歴史と現状。学校のプールは藩校にさかのぼるようですが、大阪の旧制茨木中に初の学校プールができたのは1916年、高松沖で連絡船が沈没して修学旅行中の小中学生ら168人が亡くなった1955年の事故で、学校での水泳授業の機運が高まったことは、先日の高知の事故に関連して何度か紹介されていました。

現状では、民間委託も増え始め、公立小学校のプール設置率は2018年の94%から2021年には87%に。老朽化が進むとこの数値は一気に下がるのかもしれません。ちなみに韓国でもプールの設置率は2%だそうです。                                                   
                           (2024/8/11)



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