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【心の職員室・新聞綴り】417

今年度の教員採用試験の一次試験について、都道府県・政令市など全国68教育委員会のうち、約半数の30教委が今月15、16日に実施する予定であることが、文科省の調査でわかったと読売新聞。それより早く4県市が5月に試験を終えていて、「16日までに試験日を設定したのは過半数の36教委」とあります。30+4=34。計算が合いません。

これは6月の前半に設定した自治体を省いた欠陥原稿ですね。ただ、この数字はすでに何か月も前からわかっています。まあ、文科省が意図した試験の早期化は一定程度実現したようです。

しかし、15日と16日を合わせて出しているところが曲者です。文科省が16日を標準日にして、この日だったら小学校の教員資格認定試験の問題を提供するとしていましたが、15日が14、16日が16と数字を示しながら、では16自治体は問題提供を受けるのかについて触れていません。また、合わせたことで多くは倍率が下がっているはずですが、その点の記載もなし。

朝日新聞は同じタイミングで<公立小の教員試験 体育実技なし続々>とやっていました。小学校で体育実技を実施した自治体は2022年度で12と、2019年度から40減っているそうです。ただ、これもいまでなくてもわかる話ではありますね。
                           (2024/6/11)



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