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【表現評論】メモリーズオフ 想い出にかわる君 コアレビューその11 音緒ルート(終)【全作再プレイシリーズ】


●メモオフシリーズ、その他作品、様々なネタバレが含まれます。

⚫︎前回の記事

⚫︎ルートが被りまくり

想君の伝統芸です。書くことがほとんどない。どのみち音緒はトゥルールートがあるからなぁ。別記事にするほどのことはないかも。

⚫︎スピード狂

バックはできないのに相変わらずスピード狂の静流。スピードを出すと音緒と深歩は笑っています。謎のツボを持つ二人。

⚫︎花火大会へ

いい場所とったぜ〜でいきなり終わって場面が変わります。どゆこと。もうちょっと見せてくれよ。想君は場面転換が急なことが多い。そして場面が変わってトモヤが脱走します。犬のトモヤね。トモヤだのケンだの。

⚫︎匂わせ演出

雑誌のインタビューでおすすめの喫茶店のヒントに「まいとけ」を挙げるカナタ。テンチョーのカフェの商品です。カナタがモデルをやっていることを今更知る主人公。前も言ったけど、個人的に芸能人という設定が全く刺さらない。アイドルもまあまあ厳しい。優梨子とか。でもりかりんは許せちゃうかも。理由はよくわからない。

⚫︎荒らしに荒らしで対抗する男

バカを連呼する花の王子にアホ連呼で対抗する主人公。しかも自演が全部シンにバレるという。しばらくトモヤ探しに奔走する人たち。いや〜。犬探しが面白いかと言われると、正直おもんない。海まで来たことで今が夏であることを思い出す。花火やってるから当たり前なんですが。その割に水着のキャラがいないわね。一人もおらんやん。2ndはノルマのようにみんな着てたのに。つばめ以外。イナケンとほたるが海にいたらしい。校庭でキスした二人としか認識されていない。

⚫︎一生犬を探すシナリオ

いつまで探すんだよ。途中でカナタが現れて映画のチケットをもらって音緒を誘おうとする主人公。普通に考えて、昔の女からもらったチケットなんてもらいたくないでしょ。音緒さんも。

公園で音緒さんと会うと、一生お菓子の蘊蓄を語られる。想君全般に言えることですが、さらっと流して欲しいところが長いんですよね。風景描写とか、お菓子の蘊蓄とか。ここで映画に誘うけど華麗に断られます。深歩に遠慮しているらしい。妹思いの姉。深歩が幸せになれないなら、私が一生そばにいると。

「……ショーゴ君はあたしたちにとって、ただ、通り過ぎていくだけの人、かもしれないね?」

想い出にかわる君

このセリフもやけに覚えてますね。人生なんて大半が通り過ぎていくだけの人なわけですが。むしろ通り過ぎていかないのって誰よ。

⚫︎3人で映画

埒が空かないので、チケット3枚あったことにして深歩音緒と3人で映画に向かう主人公。深歩にはほんとはお姉ちゃんと2人できたかったんじゃないと言われます。バレてーら。

⚫︎再び犬探し

いつまで探してるんですかね。ここで唯笑が再登場します。each and every heartが流れるんだけど、うーん。1stにあった秋の朝の清涼感みたいなものが全く感じられないアレンジになっている。まあ季節が秋じゃないからね。仕方ないと言えば仕方ない。あとスキップのテンポが悪いですね。この作品。2ndも1stもそんなことなかったですが。シンと唯笑と歩き回るストーリーになってるけど、誰のルートだっけ。これ。学校を去る片倉ふみき先生に一瞬だけ遭遇し、その後トモヤを発見する。交通事故に遭いそうになったときに助けてくれた恩師だっけ。1stで語ってたやつ。ただ助けられた人と、ふみき先生が同一人物だとは、作中では語られてません。コアレビューの作法に従うと、何の関係もないことになる。

⚫︎花の王子の正体

片倉ふみき先生について語るために、音緒にシンの掲示板で自演していたことを話す主人公。その後急によそよそしくなった音緒に、おれが花の王子だと疑われるのか、と疑念を持つ主人公です。違うんだよなぁ。向こうがやましいからよそよそしいんですよ。

潔白を晴らすためにネカフェにいくと音緒に遭遇。ここでようやく花の王子の正体が音緒だとわかります。盛り上がってきたな。

⚫︎バトり出す姉妹

急に告白する深歩さんをきっかけに、ショーゴ君を取り合って戦う人たち。音緒さんはもうこれ以上お前に譲りたくねえんだよと言います。深歩さんはお前と喧嘩してみたかったんだよぉと言います。喧嘩して満足したのか、ショーゴ君はお姉ちゃんに譲ったらしい。喧嘩してみたいし、失恋もしてみたいとか。結局花の王子の件って誰にもバレなかったんだっけ。ショーゴ君以外。音緒さんは裏で妹に話したのかもしれないけど。なんでバレるという超面白そうな展開をすっ飛ばしたのか。

⚫︎元モデル

音緒ってそんな設定だったんか。1ミリも覚えてなかった。お菓子食ってる方が合ってそう。通常ルートは終わったので、一旦ここまで。次は音緒トゥルーやります。

⚫︎想君という作品

まだ終わってないけど、正直想君の評価はかなり下がってますね。やってた当時は深いと思ってたんですが、深そうで浅いというのが真実な気がしてきた。登場人物がどいつもこいつも人の話を聞かない。語ることもないので、文字数もだんだん少なくなってきています。那由多と響はかなり良かったんですけどね。今は2ndの方が上に来ているかもしれない。ここから逆転サヨナラ満塁ホームランはあるのか。

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