【表現評論】ストライク・ザ・ブラッド 聖者の右腕編【論破される主人公】
⚫︎登場人物の動機物語には対立が存在しますよね。で、何か動機があって対立するわけですよ。崇高な理由。低俗な理由。どちらであっても、原因なき対立はありません。物語においてその動機の質と妥当性は、主人公サイドと敵サイドを分かつ決定的な要因と言えます。読者が寄って立つ側は、感情移入する方は、その妥当性が高い方になるでしょう。大したこともない理由に我々は感情移入しませんし。妥当性は普通主人公サイドにあるわけですが、しかし、今回取り上げるストライクザブラッド(原作はライトノベル。アニメ