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こんばんは!にしざあです。

いつからか私は主人公であることを諦めてしまいました。いや、厳密にはまだ諦めてないんだけれど。

なに言われても、どんな態度とられても、ルフィみたいに「うるせー!行こう!」って言える人間で在りたかったし、言える側の人間のつもりだった。

しかし、主人公の器がない人間の言う「うるせー!」は、ただ雑音を征するだけの言葉で、群衆からしたらちっとも着いていきたいと思わせないのであった!チーン


そのことを悟ったときからわたしにはヒール役としての才能が芽生え、今ではロシア文学を嗜みながら憎悪を噛み締め、毒のスープを掻き混ぜるようになったのです。

主人公でいられなかった人間は悪役になるしかないのでしょうか!

きっと、完全な主人公でも何処かで誰かに妬まれていて
人によっては悪役に見える。ぎゃくに、完全な悪役でも誰かからしてみればスーパーヒーローのようにみえる。正義とはそういうものなのです!

己の正義が正しいと信じ、他人に振りかざすのはあまりにも危険すぎる。それを分かっていないヒーローと、分かっている悪役なら、どっちのほうが主人公なのだろうか。わたしは後者でありたいと思ってしまう。


悪役にだって、素直な気持ちを悟られないように涙を流す夜があってもいいじゃないか!世の中の不平不満をすべて押し付けられても健気にガッハッハッと笑っている悪役にわたしはなりたい

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