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定期的なお清め ー穢れを祓い清める暮らしー

心と体と魂は、日々の暮らしの中で、良いものだけでなく悪いものも溜めていきます。その汚れ・乱れ・疲れは一定量を超えると凶作用を発するようになります。この悪いものが凶へと転じる様を『穢れ』とします。

凶なんてものは、小さなうちは、凶でも何でもありません。それ単体に大した影響力はなく、か弱い存在です。けれど、沈殿し、こびりつき、淀んでくると、無視することのできない災厄を発し始めます。

つまり、凶とは、あってはいけないものではなく、溜めてはいけないものである、と考えることができます。別の言い方をすると、凶なんてものは定期的に祓い清めさえすれば一切怖くありません。蚊に刺される方がよっぽど嫌です僕は。

というわけで、以下に定期的なお清めに関する要点を箇条書きにて。


季節の終わりに用意されたお清めの時期

・土用とは穢れを次の季節に持ち越さないための調整期間。
・土用のアップデート作用(新陳代謝)は排出を促進する。
・土用とは定期的な清めに最適な3ヵ月に1度の機会。

※排出された穢れは『トラブル』として具現化する(良い傾向)。
※小出しにできるようになると、土用は過ごしやすくなる。
※土用を狙うことで効果が上がるお清めもある(髪切りや掃除など)。


お清めが必要とされる場面

・開始:先行きの魔を払うお清め(吉時期や吉方位での事始め)
・継続:溜まった穢れを払うお清め(保守管理や手入れ)
・終了:宿ったままの自分の気を抜くお清め(次へ行く前に)

※特に『終わりの清め』は重要。

→住居の退出、リサイクルショップへの持ち込み、壊れ物の処分
→道具などの使用後の手入れは、次の開始のお清めにもなる
→デジタル機器処分前のデータ消去は現代的なお清め


住環境に必要なお清め

・陰気が集まるところほど、汚れや物が溜まる&なぜか掃除ができない!
・怪しい所には炭を配置し定期的に交換(大掃除や土用など)。
・掃除がしにくい家や会社は凶家相(特に収納や倉庫は要注意)。

※掃除道具はお清め道具。お清め道具は、穢れやすい場所に配置して吉。
※生活導線上は、日々の流通によって穢れにくい。
※『お金を払って人にお願いする』というのも必要な決断。


お清めが特に求められる物・事・人

・アクセサリーや肌着:直接体に身につけるもの。
・トラブル発生時:事故、火災、喧嘩などとの遭遇後。
・接客業:理美容師、医師や看護士、介護士、エステティシャン。

※肌着の洗浄(洗濯)は立派な水気の浄化。
※悪いことがあった日や、トラブルが続いたときはお清めを。
※顧客と直接触れ合う職業の方は、清めの意識が必要。


お清めの具体策

・木気:呼吸(特に呼気)、音楽、発声、拍手や拍手(かしわで)、森林浴
・火気:昇華(護摩、お焚き上げ)、香り、調理、鏡、酒、日光浴、海水浴
・土気:交換(遷宮、転勤)、食事、畑仕事、修理、廃棄
・金気:鍛錬(運動、舞踏、叩く)、洗練、研磨、整理、整頓、掃除
・水気:浄化(洗浄、洗髪)、月光浴、冷却(冷凍)

※塩は火気の昇華と水気の浄化を同時にできる最強お清めツール。
※入浴は温めて開き、流水で流す、日々のお清め。
※上記は九星ごとに最適なお清め方法としても応用可能(例:一白水星は水気の浄化が吉)。

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