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世界を変えるために~JOAと私~

※本記事はオリエンティアAdventCalendar裏版2020の記事として執筆しました

最近JOA周りでいろいろ変化がみられていること、皆さんもお気づきだと思います。

まず、私が個人的に研究を進めていた日本ランキングがJOAとして正式採用を受けました。ランキング対象大会の制度整備もでき、それを用いた来年度以降の全日本E権の付与についても承認まで最終段階となっています。

全日本大会そのものも変わりつつあります。プロデューサ制として2017-18は山川さんに、2019-20は西村に丸投げ、お任せ、となっていた全日本委員会ですが、来年度大会はテレイン選定から幹部人事から組織的に動いていています。

それに、Japan-O-entrYでの競技者登録申込が始まりました。今は申込受付のみですが、来年からは採番業務も含めて委託を受ける予定です。

正直、結構良い形にできつつあると思うのです。この記事では、そこに至るまでの私自身の立場の変化、心境の変化について少しお話したいと思います。

JOAに対して淀んでいた不満・不信感

かつての私はJOAに対する不信感、不満感が積もっていました。

ひとつにはツイッターの存在があります。競技者登録料の値上げ議論とか、会員支援金とか、いろいろありましたよね。SNSの急速に発達したおかげで、みんなうすうす「これ変な制度だな」「おかしいよな」と思っていたことが、ネット上で共有されやすくなり、「やっぱおかしいよね!」という共通認識が作られやすくなりました。でも、それはJOAの理事の方々や県協会の方々とは共有されていないので、それが大きなギャップとして淀んでしまっていたと思います。

しかし、私には力がありませんでした。そもそも業者だという理由でJOAに入りたくても入れてもらえなかったということがあり、JOAに対してどう働きかけて良いか糸口が見いだせず、たまに協力したワーキンググループは議論するだけして明確なアウトプットが何もないまま終わってしまい、徒労感と不信感ばかりが募っていました。

理事に期待の若手参入

転機になったのはわりと最近です。理事に宮川早穂さんと瀬川出さんと入ってくれました。さらに大阪で開催された理事会に山川さんと一緒に殴り込みに行ったりもして、業者が委員会に入ることがようやく認められました。

彼らは全日本委員会で中心的に動いてくれていて、最初に書いた2つはこの委員会の活動の中で生まれたものです。この2人だけでなく、山川・西村・宮西・坂野の4業者と稲葉さんと落合さんも含めて計8人、週1回、1時間以上(※雑談含む)ミーティングをしていろいろ進めています。

※余談ですが、これだけのメンバーが集まってるもんで、インカレも含めた重要大会のテレインコントロールも非公式に情報交換して作戦を練ってたりします。

彼らはまさに風穴を開けてくれました。JOAをどう動かしていったら良いか全く見えなかったところに、風穴が開き、そこを通していろんなことを進められるようになりました。

非難で人は動かない

SNSを本格的に使い始めたのは独立してからでした。だいぶいろんなことを勉強させてもらっています。

その中での大きな変化ですが、批判めいたことを発信するのはかなり慎重になりました。テキストになると批判は非難に見えてしまいます。まして、その人の人となりを知らなければなおさらです。そして非難されてそれを謙虚に受け止められる人は稀です。

そしてこれは組織に対しても同じです。組織を無能だなんだと罵ったところで構成員の士気が下がるだけで何らメリットがありません。

結局、いい方向に導くにはどういう発信が効果的かってのは十分考えていかなければならないですよね。

批判的な内容の発信方法はまだ試行錯誤なのですが、最近だとこんな例。インカレスプリントの配信に対してのコメントですが、批判ではなく、タスクの難しさに理解を示すことにウェイトを置きました。

批判とは少し違いますが、近藤さんのこのポストも好例です。説教くさくなりがちな内容のところ、最後のオチで「笑い」の要素が入ることで受け入れやすくなりますね。いいねも増えてインプレッション増やせます。

JOAは日本の縮図

私JOAって日本の縮図だなって常々思ってるんです。現場は有能なのにマネジメントがイマイチなところとか。テレイン整備たくさんしたけどメンテナンスが追いつかなくなってきてるところとか、団塊世代の高齢化とか。

逆に、今のSNSを見てると、「これおかしいよね」が一瞬で共有され、共通認識になるのに、政治家がおじいちゃんばかりで制度がなかなか変わらないところなんか、日本全体がJOAとそっくりだなって思うんです。

でもだからと言ってギャーギャー喚いたところで日本が良くなるわけじゃない。河野大臣が風穴になって、地道かつ根本的な改善を少しずつ進めていって、そういう活動をみんなで応援していくことが大事なんじゃないかなって思うのです。

要するに

いろいろ話がそれつつここまで来ましたが、何が言いたいかというと、自分、今結構充実してるってことです。仮にボランティア仕事でもこの業界を明確にいい方向に導くお手伝いができるのはやりがいありますからね。それが結果的にビジネスにもつながっていけば僥倖なのです。

以上、とりとめもなく書きました。特に全日本委員会で進めていることについては知っておいてほしいなと思って。宮川さんの過去のポストもぜひ。


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