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規則は人を「縛る」ためのものではなく。

わけあって競技委員会が進めてくださってる競技規則の大改定案全文読みました。

これ、今までの競技規則が日本国内でガラパゴス的進化を続けていたのを、世界の規則に合わせて章立てから何から抜本的に書き直そうという壮大な計画です。

私は、公認大会改革WGの活動の中で決定された「ランキング対象大会」の立ち上げに少しばかり参画していて、それへの適用を考慮に入れて全文目を通してみました。

改めて感じたのは、競技規則って結局、競技者を、運営者を、「守る」ためにあるんだなってこと。

例えば、規則の中では、大会告知、募集要項、プログラムに必須の項目が列挙されています。それがあるから運営者は記載すべきことに迷わないし、競技者も必要な情報を確実に得ることができます。

失格にすべき事項が厳格だからこそ、運営者は多くの場合判断に悩む必要がなくなり、競技者も恣意的な対応に振り回されずに済みます。

逆に言えば関係者を「守る」ことができない規則や規則の運用は本末転倒ということ。

規則の目的をよく理解し、尊重し、しかし、変えるべきところは適切に変更していくことが大事なんですよね。当たり前のことですけど。



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