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「読む」「聞く」「書く」「話す」 英語の4技能の学習方法

英語学習では「読む」「聞く」「書く」「話す」という

4つの力をバランスよく身に付けることが大事だと言われています。


今回は、特に小さな子供を対象として、それらの力を育むためのプログラムの一例をご紹介していきたいと思います。


「聞く」ちからに関しては、体を動かしながら楽しく英語に触れられる様々なアクティビティがおすすめです。


そもそも、小さな子供にとって、説明を聞いて英語の仕組みを理解するのはとても難しいです。

それよりも、先生の真似をしたり、音や絵、動きといった様々な刺激を感覚的に結び付けていくことで英語を学習していくのが効果的です。

体を動かすアクティビティは小さな子供が英語に取り組む第一歩としてもおすすめで、その過程で特に「聞く」力が身に付きます。


AICでは、カラフルなマット、おもちゃやパズルといった、

子供が興味を持って楽しめる様々な道具が揃っています。

そうしたものと、子供たちに学んで欲しい英語の言葉や仕組みを組み合わせることで、

遊んでいるうちにいつのまにか英語の基礎が身についているという状態を目指しています。




上の写真は、カーペットとおもちゃを使った遊びです。

先生が英語で「色」、「もの」、「形」、「数字」などの指示を出し、

指示に合わせて数字の書かれたカードやおもちゃを指定されたカーペットの色に置くという遊びをしています。

もっと小さな幼児であれば、色を英語で言ってあげて、その色のマスに移動するという程度の簡単な遊びができます。


子供たちは遊びながら自然と英語の言葉やアルファベット、数字を学んでいきます。

色々あるアクティビティの中でも特に子供たちから人気が高く、

レッスンが終わった後も、子供たちは自分たちだけでカーペットと英語を使って、

レッスンでやった遊びをしていることもあります。


このような遊びの中で、ネイティブの先生の自然な英語をたくさん耳にするので、

子供たちのリスニング力は自然と向上していきます。

初心者から始めても1年ほどで英検のリスニング問題に答えられるようになる子もいるので、

子供たちの成長には驚かされます。


次は、「読む」「書く」力の練習についてです。

英語教育のよくある失敗例として、長年英会話教室にお子さんを通わせた保護者さんが、

「いつまで経っても簡単な英単語を読めるようにならない」という意見をよく聞きます。


英会話教室では英語を使った楽しい歌や踊りばかりが優先されて、

文字の読み書きや体系的な学習が疎かにされてしまうことがよくあります。

最初のうちはそれでも成長を感じられますが、すぐに頭打ちになってしまいます。

なぜなら、学校の授業などで必要になってくる高いレベルの英語力を身に付けるには、

どうしても英語の読み書きに慣れる必要があるからです。


英語を学ぶためのしっかりとした基礎を身に付けられるよう、読み書きの練習に力を入れることが大切です。


読み書きの練習や文法の学習と聞くと、どうしても「楽しくなさそう」とか、

「英語が嫌いになってしまわないか心配」ということを考えてしまいます。

しかし、体系的な学習は大変でつまらないという考えは偏見でしかありません。


子供たちは本来、知らないことを積極的に学びたがる好奇心に溢れています。

アプローチの仕方次第で、文字の読み書きや文法の学習も楽しみながら

積極的に取り組めるようになります。


例えば、読み書きの練習の導入としてカルタやパズルなどを使えば、

文字を読む練習が遊びに変身します。



上の写真では、英単語が書かれたカードを使ってカルタをしています。

小さいお子さんでも楽しく取り組め、声掛けをしながら実施することで、

遊んでいるうちに英単語を読めるようになっていきます。


文字を書く練習も、色塗りやお絵描きの延長として始めさせることで、

文字を書くこと自体を楽しむようになり、ワークシートをやらせると、

「終わった! もっとやりたい!」という声が聞かれることもあるほどです。


読み書きの練習は学校の授業とも親和性が高く、英語を媒介にした読み書きの学習が、学校での英語以外の学習にもつながっていくと信じています。


最後に「話す」力についてです。

これに関しては、実践が一番てっとり早く身に付けられる方法だと思います。

その点で、ネイティブ講師のいる英語教室に通うことは、英語を使う練習としては最適な場かもしれません。

とはいえ、ネイティブと話せる環境や時間は限られています。
そうした際に簡単にできる練習方法として、音読がおすすめです。

日常的に英語を口に出すことで英語を喋るハードルが下がり、
構文も自然と身についてくるので喋りたい内容を組み立てる練習にもなります。

慣れてきたら、独り言を英語で喋ってみるといったことも効果があると思います。

とはいえ、これはあくまでも練習であり、ある程度基礎が身に付いたら実践して感覚をつかむということが欠かせません。


以上、英語学習で重要とされている「読む」「聞く」「書く」「話す」という4つの力に関して学習方法をお話してきました。

何を学ばせたいのか、教える側が目的意識をしっかり持ち、それぞれの力を楽しみながら身に付けられるようレッスンの内容を工夫する。

そうすることで、使える英語が身に付くだけでなく、学ぶことは楽しいことだと子供たちに思ってもらえると思っています。

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