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Playwrightで遊んでみた


はじめに

個人的にPlaywrightが気になっており、ちょっと触って遊んでみました。

セットアップ

まずは適当なプロジェクトを作成します。

$ mkdir my_project

プロジェクト内でPlaywrightをインストール。いろいろ確認されますが、とりあえずすべてデフォルトを指定します。

$ cd my_project
$ npm init playwright@latest

このようなファイル等が追加されます。

$ ls -1
node_modules
package-lock.json
package.json
playwright.config.ts
tests
tests-examples

これでPlaywrightを利用できるようになりました。

テストの実行方法

testsフォルダにexample.spec.tsが入っているので、このままテストの実行を試すことができます。
実行方法は2種類あり、通常モードとUIモードがあります。

通常モード

こちらはCLI上で実行を行う一般的なテスト実行になります。以下のコマンドを実行します。

$ npx playwright test

Running 6 tests using 4 workers
  6 passed (16.4s)

To open last HTML report run:

  npx playwright show-report

6つのテストが通っていることがわかります。また

To open last HTML report run:
   npx playwright show-report

とある通り、npx playwright show-reportを実行するとブラウザが立ち上がり、詳細を確認することができます。

UIモード

好きなテストをGUI上で実行することができ、かつスクリーンショットを確認することができます。以下のコマンドを実行します。

npx playwright test --ui

UIモードでPlaywrightが立ち上がります。has_titleというテストを実行してました。下記スクショではhttps://playwright.dev/を訪れた時のブラウザの状態を確認することができます。

chronium、firefox、webkitとありますが、各ブラウザでの状態をGUIで確認できます。これはいいですね。どのブラウザをテストするかは、設定するこが可能です。

テストの作成方法

以下の内容のシナリオをテストしたいとします。ここでは自動でのテスト作成について触れます。

  1. hey-asobica.coorum.jpにアクセス

  2. 検索窓に「コミュニティ」と入力して検索実施

  3. 検索結果件数が存在することを確認

まずは以下を実行します。

$ npx playwright codegen 

ChroniumとPlaywright Inspectorが立ち上がります。

あとはChroniumでシナリオの通り動かしていきます。

1. hey-asobica.coorum.jpにアクセス

2. 検索窓に「コミュニティ」と入力して検索実施

3. 検索結果件数が存在することを確認

今日現在「コミュニティ」で検索すると13件の検索結果が返ってくるはずなので、「13件」というテキストがあることをテストしてみます。

確認する方法は少し操作が必要で、ツールバーからAssert Textを選択し、確認したい要素をクリック。Asser that element contains textのチェックマークをクリックします。

ここまでの操作でPlaywright Inspectorでコードが生成されました。

tests/asobica.spec.tsというファイルを作成し、生成されたコードをコピペして実行してみました。うまくテストできています。

カスタマイズ

playwright.config.tsでカスタマイズできます。たとえばBASIC認証を突破したい場合はuseプロパティでhttpCredentialsを設定することで対応できます。

  use: {
    /* Base URL to use in actions like `await page.goto('/')`. */
    // baseURL: 'http://127.0.0.1:3000',

    /* Collect trace when retrying the failed test. See https://playwright.dev/docs/trace-viewer */
    trace: 'on-first-retry',

    // 追加する
    httpCredentials: {
      username: 'user',
      password: 'pass',
    },
  },

またテストブラウザの追加・変更を行いたい場合は、projectsプロパティを修正します。ある程度メジャーなものはコメントアウトされて記述されているので、必要なものを有効化してあげるだけでよさそうです。

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