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フードリテラシー宣言!

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「ダイエットがうまくいかない」「忙しくて食生活が乱れがち」「何を食べたらいいのか、何を食べてはいけないのかよくわからない」そんな悩みを抱えていませんか。人は弱いもので、食に対して…
健康への目覚めを、スムージー1杯と同じ、748円 (税込) で手に入れよう。 Amazon電子書籍…
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#健康

「健康」とは、到達可能な理想郷

16世紀の思想家・トーマス=モアは、その著書「ユートピア」の中で「理想郷」について記しています。 ユートピアという国には、悪徳や虚栄心やお金への執着がない人たちが暮らしています。 理想郷といえば、似た言葉に「桃源郷」というのがありますが、桃源郷は「実現不可能なおとぎの国」であるのに比べ、ユートピアは夢のなかの世界ではなくて、「努力で到達しうる理想的社会」であるとされています。

スタートアップ企業の食育活動事例

これまで「食育」について書き連ねてきました。 「食育」をもっと伝播していくためには、民間の企業が参加しやすいような枠組みも必要と思われます。 食育を企業活動の中に取り入れていくためにはどのようにすれば良いのでしょうか。 食育には教育の側面が強く、「食育とビジネスは両立しづらい」という意見も聞かれます。 大手企業ならばまだしも、中小企業や創業間もないスタートアップが食育をビジネスとして成立させることはなかなか簡単ではありません。 F&Pジャパンは小さなスタートアップで

フードリテラシーの入り口で

ここまで、食育を身近にするには? 社会全体として食意識を高めていくには? なぜそれが必要なのか? というお題にアプローチしてきましたが、その総論的なまとめを、僕が創業し代表を務めるF&Pジャパン(株)という会社の思想も織り交ぜながら紹介していきたいと思います。 おいしいとヘルシーが出会う場所

うるさい食育、うるさくない食育

「かたせ (片付けろ)!」 小さな子どものいる家庭では、1日に何度も何度も聞かれるであろうこの言葉。もう、耳にタコができそうですよね。 僕も子どもの時は親から「かたせ」しか言われてなかったような気がします(笑)。 かたした方がいいに決まっているのは子どもの方もわかっているのだと思うのですが、「かたせ、かたせ」となんべんも言われるのはとかく「うるさい」ものです。 そっちの方がいいのは誰でもわかっているものを、あえて人から外から言われるのは、「うるさい」。 これはもちろ

食育をアタリマエに

「栄養学」という言葉を聞くと、それだけで何やら小難しそうで、先入観で耳を塞いでしまいがちだ。 どうやったらもっと身近なものになるのだろう。 例えば、子どもの頃から見聞きし触っていたものであればある程度の馴染みがあって苦手意識も薄れるかもしれない。 日本人が外国人よりも漢字を書くのが得意で、外国人にとって漢字を習得することが苦行なのは、日本人が子どもの頃から漢字の「書き順」や「成り立ち」に向き合い、「習字」で実践するなどして漢字に対して特別な意識なく感覚的に理解できるまで

「日本人は長寿だから、和食は健康」は本当?

日本式食は世界中からリスペクトされていて、今や世界的に「和食ブーム」が起きています。パリの一流フレンチシェフも、和食の前には脱帽するのです。 そもそもは「日本人は長寿だから、和食も健康にいいに違いない」というイメージから来るものと思われます。 米を中心とした「日本式食」。 約3000年前の縄文時代に遡る日本の米は、パンと比べると添加物も脂分も入っていない分で健康的な食品と言えます。 米にはエネルギーを発生するデンプンが多く含まれているため、米を食べると体や脳が活発にな

なぜスムージー事業を起業したか?

僕が代表取締役を務める「F&Pジャパン」では、本格スムージーブランド「FICO & POMUM(フィコ・アンド・ポムム、以下F&P)」を運営しています。 2013年に東京で誕生したF&Pは、ありがたいことに日本の本格スムージーの草分け的存在・リーディングブランドと評価をいただくようになりました。 僕がF&Pを立ち上げた経緯とブランドの思想について、少しお話しします。

フードリテラシーのすすめ

文章を書くというのは僕にとっては苦しい作業で、こればっかりは何年やってても一向に楽になる気配がありません。 それがたとえ1000文字の記事であっても3行のキャプションであっても同じで、まず貴重な時間を割いてまで読んでもらえて、さらにきちんと伝えたいことを読み手に伝えることはシンプルに難儀です。 実は昨年の段階から出版の企画があって、書籍の執筆をやっているのですが、これがまた苦しくて一向に筆が進みません。 今日はその苦しみながら生み出す過程を皆さんと共有したくて、冒頭の一節