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フードリテラシー宣言!

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「ダイエットがうまくいかない」「忙しくて食生活が乱れがち」「何を食べたらいいのか、何を食べてはいけないのかよくわからない」そんな悩みを抱えていませんか。人は弱いもので、食に対して…
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#食生活

「健康」とは、到達可能な理想郷

16世紀の思想家・トーマス=モアは、その著書「ユートピア」の中で「理想郷」について記しています。 ユートピアという国には、悪徳や虚栄心やお金への執着がない人たちが暮らしています。 理想郷といえば、似た言葉に「桃源郷」というのがありますが、桃源郷は「実現不可能なおとぎの国」であるのに比べ、ユートピアは夢のなかの世界ではなくて、「努力で到達しうる理想的社会」であるとされています。

食の価値観の多様性を認め合う文化

食選びは人それぞれ。 いま、食の価値観はどんどん多様化しています。 美味しいもの、好きなものを食べたい欲求だけではなく、 健康的な食生活のため。 経済的な食生活のため。 ダイエットのため。体づくりのため。 環境配慮のため。倫理観のため。 体に合わないものを避けるため。 宗教的な理由。 食の選び方は一様ではなく、それぞれの人の考え方によって異なり、それこそ百人いたら百通りのポリシーがあっていいはず。 このような世情の流れは必然で、肯定的に捉えるべきです。 しかし、実際に

今日からできる、フードリテラシーの上げ方

食事こそは高リターン投資だ体調が悪いときって、なんだか気持ちがネガティブになったりするし、逆に精神状態が悪いときって、体調を崩しやすくなったりしますよね? これは決して思い過ごしではなく、心と体の状態には関係性があることの表れです。 必要な栄養素が不足して、不必要なものが過剰になると「現代型栄養失調」の状態になりやすくなります。 この状態では、生活習慣病だけでなく精神を安定させる神経伝達物質が不足して、うつ病などの心の病を発症する大きな原因のひとつにもなります。 良い精神

先進諸国と日本の食意識格差

ここに、「日本人の食意識」を示す興味深いデータがあります。 1934年に非営利団体として設立された国際的なデータ・マーケティング機関である「GfK」は、2014年に17カ国 23,000名のインターネットユーザーに対し、身体の健康を保つために日常的にどのようなことを行っているかを尋ね、その調査結果を発表しました。 グローバル (17カ国計) の結果をみると、「十分な睡眠をとる」が65%、「健康的な(栄養のある)食事をする」が58%、「運動をする」が59% だったのに対し、

ここが変だよ、日本人のフードリテラシー

白か黒かで括りたがる日本人 文系か、理系か。感情か、論理か。 都市と地方、住むならどっちか? 大手とベンチャー、働くならどっちか? 日本人はとかく、物事を二元的に白か黒かで括って良し悪しを議論したがる傾向があるようです。 世の中に2つのものしかないことにしたほうが単純化できて理解がしやすいし、議論がしやすいからなのでしょう。 島国で単一民族国家と言われ、同質を好む日本人は、「多様性」に対する本質的な感覚が鈍い。 しかしそれはご存知のとおり、もう時代遅れだ。 男か、女か