本当に、定員管理できますか?

石井市長は、令和5年度西宮施政方針演説にて、人事について踏み込んだ発言をしております。

石井市長
人事マネジメントにも一歩踏み込む必要があります。限られた人的資源で新たな行政需要に的確に対応するため、令和5年度に定員管理計画を策定し、人材配置の適正化に取り組むとともに、人事評価に基づく職員のモチベーション向上につながる仕組みづくりや、超過勤務時間の縮減など働きやすい職場環境の整備に取り組み、働き方改革を進めてまいります。

令和5年度に策定予定の「定員管理計画」がどのようなものか定かでありませんが、本当に定員管理ができるのか?疑問を持っています。というのは「西宮市の行政運営が過大」であり、それが改善される気配がなかったからです。以下に、その内容をまとめました。来年度の「定員管理計画」が出たら、その内容についてまた報告します。

  • 西宮市は「職員の人件費が中核市の中でもトップクラス」です。西宮市では、「市民1人当たりの人件費」が76,318円/人になります。これは、類似都市平均の62,265円/人の1.23倍になります。

市民一人当たりの人件費 ※抜粋:西宮市の決算の概要~令和3年度版~P15


  • 「西宮市の職員給与」は「兵庫県内でNo1の高給」です。下の図は、兵庫県内の市町村を「給料の高い順に上から並べた」ものになりますが、西宮市は令和2年に「第1位」になりました。

※抜粋:令和2年度 兵庫県内市町財政の状況~P14


  • 西宮市は「人口1万人当たり職員数」において、近隣の「尼崎市・明石市・高槻市・東大阪市」のいずれの中核市より多くなっています。


  • 西宮市は2010年~2020年の10年間で「一般行政職員数」が右肩上がりに伸びており、トータルで15%増えています。


  • 西宮市役所には合計180の部署があり、これは高槻市の2倍以上に相当します。



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