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9月30日

釣りバカ日誌の映画シリーズを全部観終えた。釣りも、上場企業でのサラリーマン生活も経験がない私にとっては終末のゾンビ映画とおんなじくらい世界観に馴染みがない話なんだな、ていうか私の人生ってそういう感じなんだな、と驚愕しながら気がつけば最後まで観てしまった。人間界の話のほうがどんなフィクションよりもフィクション。世界にゾンビと釣り好きのサラリーマンと私しかいなくなってしまったとしたらどう生き抜こうか。雑な妄想に耽りながら私はただ全20作のシリーズを完走しただけだった。とりあえず、キーリングがあたらしいしなんでもいいか。注文していたものが届いたので早速使い始めた。笛付きなところがとても気に入っている。吹く機会はきっとない。

新橋で友人達と会った。会話の流れで「蜘蛛の糸の最後って結局どうなったんだっけ」という話になり、誰もまったく思い出せないというくだりがあってそれだけ妙に鮮明に覚えている。いやそれ以外も覚えてるんだけど。行きに慌てて全力疾走したり、帰りにネパール人に声を掛けられてマクドナルドの注文の仕方を説明したり、変なことばかり起きた一日だった。

9月はいろんなところへ出掛けていろんな人に会った気がする。夏よりも夏だった。関わりたい人と関われていることについては幸せに思えているがもうすこし、つうかもうかなり世界を広げていかないといけない。抜群になりたい。胃がくるしいのでもうなんにも食べたくない。


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