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12月12日

雨が降っていた形跡がある。雨跡というやつだ。ゆうべ、降っていたんだろうか。疲れて早くに寝てしまったから真夜中の記憶があまりない。朝、目が覚めてすぐに気まぐれに冷凍庫の中を覗いてみたら買った覚えのない即席カレーうどんが出てきた。普段自分では買わないタイプのものなので、一昨日の夜の私の仕業にちがいない。昨日あんなことを書いておいて結局昔となんにも変わってないじゃないか。自分の裏面がおそろしい。直視したくない。足元をみつめながら坂を登る。

夜、遠回りして家に帰るために近所のイチョウ並木を歩いていた。道路に葉っぱがどっさり落ちてあたり一面埋め尽くされているようすを眺めていたら、喜多方のチャーシューメンを思い出した。かなり似ている気がするんだけど私の気のせいだろうか。いろいろ考えながら歩いていたらすごく疲れてしまったが、どうにか自宅に帰り着いた。

考えるのはやめて、おもいきり部屋を片付けることにした。今月に入ってそれなりに慌ただしかったので散らかってしまったものをどうにかしたかった。反動もあって、普段あまり手をつけないようなところまで整理したり掃除したり、ぴかぴかにしてやった。ブチ切れながらの清掃はたのしい。おこってないよ。なんにも。しかし熱源みたいなものだけは脳のかたすみにある。それを燃やして部屋を片付けた。

まだ眠くなかったので『ラストナイト・イン・ソーホー』を観た。怖いのが苦手なので普段ホラー映画を観ることはほとんどないのだけど、概要だけ調べたらあんまり怖くないんじゃないかとおもってしまいそれで観たのだが、ちゃんと怖かった。それもそうか。ホラーだもんな。ホラーってそういうことか。途中で観るのをやめようかとも思ったが金髪姿になった主人公がすごく綺麗だったので最後まで観てしまった。ばかな理由。おもしろかったし、オールオッケー。

文学フリマの応募をすこしだけ検討している。隣席応募なるものがあるということもきょう初めて知った。隣席、たとえばそれは両隣がインドゾウとか、そういうことも叶うんだろうか。


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