熱中症③ - 対応 熱中症と思ったら –

- 対応 熱中症と思ったら –

こんばんは。今回はいざ熱中症になってしまった時の対応について記事にしていきます。


① 涼しいところに移動する
② 体温をさげる
③ 意識が悪ければ即救急車をよぶ
④ 自力で水分がとれなければ医療機関に受診する

以上4点が重要な対応になります。
応急処置のフローチャートは以下です。

画像1

人間は中枢温が41-42℃になると、1-8時間で全身組織の不可逆的な障害が始まり、体温を少しでもはやく下げたほうが生命予後や機能予後がよいことがわかっています。
では、医療現場ではないところで熱中症の人の体温はどのようにさげればよいでしょうか?


・涼しい場所へ移動
・適切な体表冷却をする

ができることになります。涼しい場所への移動は説明するまでもないですが、適切な冷却とは?というと次の図のように首、脇の下、太ももの付け根を集中的に冷やすことになります。これらの部位には太い動脈・静脈が走っているため、全身を循環する血液を冷やすことで体温を効果的に下げることができます。冷却シートをおでこに貼るなどは無効です。

画像2


カンカンに暑い日や雨で蒸し暑い日がまだまだ続きますが、皆様しっかり水分をとって熱中症の予防をしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?