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ちょうど一年前と同じ場所で違った景色で

Aぇ!groupに関する記事がたくさんの方に広まった結果(数字が関係あるのかどうかは分かりませんが)、note公式の「今日の注目記事」に追加していただけたようです。

結果的にこのnote自体もたくさんの方の目に触れるきっかけの一つになったことも含めて、連日で恐縮ですが改めて感謝いたします。


そんなわけでガラッと話題は変わって昨日はミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演をきっかけに交流が生まれた、高橋伊久磨くん(プペルでは演出家)のバースデーイベントが大阪で開催されましてゲストとしてお邪魔してきました。

彼はバリバリのダンサーとしての顔もあるので、昨日は僕のピアノと彼のダンスのコラボがあったり僕の伴奏で歌を歌ったり、二人でのトークコーナーなんかもあったりで来ていただいた方々には楽しんでいただけたかなと思います。

特にトークコーナーはエンタメ、クリエイティブの観点においてかなり濃密な話にまで及んで、そういう場だからこそ話せる内容満載でオフラインイベントの醍醐味を改めて実感しました。

伊久磨くんは普段の活動拠点は東京が中心だったりしますが、実は2年連続で誕生日を大阪で迎えていて、去年もまったく同じ会場でバースデーイベントを開催していて僕は去年もその空間にゲストとして居ました。

去年のこの時期は大阪プペルの公演期間真っ只中だったのもあって大阪開催も自然なことだったんですが、今年も大阪開催で同じように僕がゲストで居たというのはたまたまなのか決め打ったのかは分かりませんが、やはりどうしても「あれからもう一年か」というしみじみした気持ちになる時間もありました。

やはり全く同じ場所でまったく同じ日付で同じ顔合わせであれこれ話しているとどうしてもいろいろ思い返す時間にはなるもので。

結果的には良かったものの、去年のあの公演に関してはプロセスにおいて大変なこと面倒なことしんどいことのオンパレードで(本当にトラブル続出だったので)、昔のことをあまり"こする"のはそんなにイケてることではないとは思いつつも、どうしても「あの時は本当に大変だったよね」とお互いがいろいろ思い返すことも昨夜は多かったわけです。

で、ある程度夜もふけきったタイミングで、去年のあの大変だった時期に「あーでもないこーでもない」とディスカッションしながらいつも稽古場で弾きまくっていた曲を成り行きで僕が弾く場面があったんですが、弾き終わってふと伊久磨くんを見てみると絵に描いたような大号泣をしていました(この事実はしっかりと晒しておこう)。

なんかちょっと涙が頬を伝ったみたいなほろりとした涙ではなくて、嗚咽混じりの大号泣でございます(ガッツリ晒しておこう)。

「泣いちゃったよ〜」って感じでかなり照れ臭そうではありましたが、もう誤魔化しなんて一ミリも効かない大号泣だったわけで。

本当にいろいろ大変だった去年の時分はそんな姿は見たことなんてなくて、どれだけ追い込まれても周りから詰められても(笑)、「なんだよ!ちくしょう!やってやる!」みたいな芯の強い気概を崩さなかった印象でしたが、1年越しにいろいろ思い出して溢れ出して止まらなかったんでしょう。

いろいろ悔しい思いをしつつもあの時期を乗り越えてそこからいろんな経験をまた積み重ねてきて、今も必死にいろいろもがきながら頑張っていて(この前まで海外十カ国くらい旅してたし)、とにかく前だけを見てがむしゃらに突き進んでいる中でふと立ち返る時間が訪れた時に、いろんな感情が込み上げてきたんだろうと思います。

それは決してネガティブなことではなく。

むしろ今の時分がしっかりと日々前に進んでいるからこそというのもあると思っていて、あの時間が糧になっているからこそという部分はあると思います。

あれからちょうど一年、お互いいろいろやってきましたしこれから先もきっともっと貪欲にどんどんおもしろい事に突き進んでいくんだと思いますが、ふとした時に初心ではないですけど同じ場所に立ち返ることができる存在というのは実に尊いものだなぁと実感した昨日でございます。

戦友という表現が本当にしっくりきます。

あの時期めげずに踏ん張って共に頑張ったからこその昨日の一幕だったと思えば、やっぱり過去の色や景色なんて未来でどうにでもなる、取り返せるという気概は常に持っておこうと思います。

ちょうど一年前と同じように今年もイベントを共に過ごせて嬉しかったです。

僕もまた頑張ろうと思います。

以上です。


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