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地元の人達に強烈な自負と使命感を改めて頂きましたから、ますます頑張らないと。

昨日、33周年記念祭の一環で能登食祭市場でライブをしてきました。

あ、のっけから余談なのですが“食彩”市場と誤字られてる方をちょこちょこお見受けします。正しくは“食祭”市場なのでお気をつけください。
(食彩も意味合いとしては素敵なのですが)

そんなわけで昨日は本当に本当に良い時間だったと思います。
愛に満ち満ちた空間だったと思います。

本当にたくさんの方が集まってくださいました。

僕のライブをひと目見ようと市外・県外から駆けつけてくださった方もたくさん居てくださいました。
ライブに来てくれる事もさることながら、七尾に来てくれるっていう事がやっぱり嬉しいです。本当に有難うございます。

そうやって遠出してくださった方々にはもちろん多大なる感謝を抱きつつ、一夜明けて改めて思い浮かぶは本当にたくさんの地元のじっちゃんばっちゃんの顔、顔、顔。

体感(あくまで体感)ですが、昨日の客席の7割くらい(下手すりゃ8割くらい)が地元のじっちゃんばっちゃん。

それは僕が昨日のステージ中に、年明けからの七尾の事とか、子どもの頃の記憶を辿った食祭市場の昔話とか、七尾駅の発着メロディーの事とか市役所(ふるさとの時報)の事とか…とにかくローカルな話を織り交ぜている時に、客席のほとんどの方々が「そうそうそう」って感じで僕の話を自分ごととして頷き続けてくれてるのが見えたからなわけで。

よくよく考えたら食祭市場だから当然と言えば当然で、あそこはもちろん観光スポット(お土産売り場)としての側面もあるんだけども、地元民が家族で週末ふらっと寄る場所でもあるのです。

で、昨日みたいにたまに何かの催しがあると知った時は「太鼓あるみたいだから見に行こう」とか「なんかマジックショーやってるから寄ってみよう」みたいな会話にナチュラルになる場所で、誰が来てるからその人目当てにどうこうっていうよりも、食祭でなんかやってるからちょっと行ってみようみたいな場所。

だから「なんか食祭でやっとるな」って感じで地元のじっちゃんばっちゃんで埋め尽くされた昨日の光景は、いかにも食祭市場って感じで、冒頭僕もお話をしながら超地元を感じて実にエモーショナルな気持ちで演奏に入ったわけなのです。


なのですが…

もちろんその「食祭市場でなんか催しがあるから行ってみよう」っていう地元の方もたくさん居らっしゃったであろう反面、純粋に狙い打ちで僕の事を見に来てくれた地元のじっちゃんばっちゃんもたくさん居てくださったのを僕が実感したのは、演奏を終えたあとCDの即売をやらせてもらった時間。

「あの時、音楽室に居た」
「音楽室以来生で聴けて感動した」
「音楽室であの曲をリクエストした」

一緒に避難所生活を送ってて、あの時音楽室に居合わせてくれた人が本当にたくさん来てくれてたのであります。

なんかみんな泣いてるんであります。
泣きながら財布からお金出してCD買っていくんであります笑

いろいろ思い出したのだと思います。

そしてあの時間を経て僕があの時と何ら変わらない姿、テンションでこうやって演奏している姿を見て元気になってくれたんだと思います。
(実際そういう言葉をいただいたりしたので)

とんでもない勢いで手持ちのCDが即完売してしまいました。
(買えなかった方は本当に申し訳ない…)

ちなみに45分くらいのステージでオリジナル曲は1曲しかしてません。
あとは全て音楽室でよく弾いてた人さまの曲たちです。


なんかこう、演奏が良かったとかこの人の曲を家でも聴きたいからという感じでCDを手に取りに来てくれたのも当然あると思うのですが…

それ以上に、昨日CD即売の机に押し寄せてくれたあの熱量は「七尾のために頑張ってくれてありがとうな!だからこれからも応援するしこっちも頑張るし!」みたいな魂の塊だったと思います。

さっきも言いましたが、地元のじっちゃんばっちゃんが次々と涙浮かべながら「ありがとう本当ありがとう」と連呼しながらCDを買っていくんですもの。

「カッコよかった」
「ピアノ生で聴けて嬉しかった」
「西村さんのピアノ大好き」

もちろんそういうひと言と共にCDを手に取ってくださる事はとんでもなく嬉しく、そのお一人お一人との出会いをやり甲斐として日々頑張らせていただいているのも事実。

昨日もそう言っていただける方との一瞬一瞬があり、めちゃ嬉しかったわけで。

その一瞬一瞬に本当にありがとうございますという気持ちを抱きつつ、それと別で強烈に僕に跡として残ったのは、自分より全然人生の大先輩である方々(とか言いつつ“じっちゃんばっちゃん”と呼ばせてもらってるけど)に、僕が好き勝手ピアノを弾いてるだけであんなに深々感謝されて、あんたが頑張ってくれてるからわしらも(七尾も)頑張れるわくらいの熱量に場が包まれていた事実なわけで。

そんな肌感を頂けることなんてそうそう無いわけで、本当に有難いと思うし同時に自負もしっかりあります。被災以降そこはブレずにずっと使命感を持ってやってきたから。

「ちょっと盛りすぎじゃない?流石に」とか思います?

昨日あの場に居た人ならマジで言い過ぎじゃないことは明白に分かってると思いますし、僕がその使命感を自負するに十分な空気だったと断言できますよ。

僕が頑張ってれば七尾は大丈夫ですよ。

さすがに言い過ぎですか?
僕は本気でそう思ってます。

正確には…

そう思わせてもらうに十分な時間でした。
昨日は。



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