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ちょっと新しい「中の人」感覚を楽しんでいます

今日も今日とてティラ様(@バンドザウルス)の話題です。

昨日、バンドザウルスの公式YouTubeチャンネルにこんな動画がアップされました。


とりあえず見てほしいんですが(既に見ていただいた方ありがとうございます)ティラ様がピアノを弾いております。
割とちゃんと弾いてます。

で、既に周知の事実だし公式的にもアナウンスされてるので改めて言っちゃいますが、この中に入っているのは僕だったりします。

ただ、このYouTube動画を見てても思いますし、それこそ昨日話題にさせてもらったカジカジとの夢幻鉄道の撮影のプレビューを現場で見てても思ったんですが、割と僕も俯瞰的に「ティラ様」として見てるっていうのがあって、今回の動画のコメント欄でピアノを称賛していただいてるものも既にたくさんあるんですが、自分で驚くくらい第三者の感覚でそれを読んでいたりします。

これ変にかっこつけてるわけじゃなくて本当に。

ただ、間違いなく指は僕のものでピアノも僕の音なので、自分でもめちゃくちゃ変な錯覚を起こしてしまっています。

そもそも僕を応援してくれている人で今まで何度も演奏を聴いてくれたり弾き姿を見てくれてきた人からしたら、手元と音は完全に西村さんなのに顔映った瞬間にティラ様ってことでさぞ違和感というか、混乱されているんじゃないかとも思います。

今回の僕の役回りとしては「"ピアノを弾くティラ様"の中の人」という言い方が一番しっくりくると思うんですが、同じような立て付けで言うとアニメ『けいおん!』や映画『BLUE GIANT』があると思います。

どちらもバンドを題材にしたアニメーション作品で演奏シーンが盛りだくさんなんですが、その演奏は当然プロのミュージシャンが担当するわけです。

なのでひとつの役に声優さんと奏者さんの二人(二種類)のアクターが居るという部分がおもしろい所。

そういうわけなので劇中の登場人物としてのキャラクターは居るけど鳴ってる音は中の人(ミュージシャン)という理屈は、今回のティラ様とまったく同じなんですが、アニメーションの場合は見てくれが100%キャラクターなのに対して、こちらは一番肝心の「手元」がまるっきり生身の本人なので、何やら摩訶不思議な錯覚というか混乱が生まれているのがおもしろいところ。

逆にあまりそこに馴染みのない方からしたら純粋に「ティラ様の手元」として見られているだろうからそれもまたおもしろい話で、そのうち生身の僕の演奏を見ていただいた時に「うわ、ティラ様の手元だ!」って感じの謎の逆輸入現象も生まれるかもしれません。
(めちゃくちゃおもしろい)

ありとあらゆるジャンルで「中の人」っていう概念がありますけど、ちょっとこの感覚は新しいんじゃないかと個人的に思っていて、相変わらず次から次とわけのわからないイノベーションが起き続けているなと思います。

そんなわけでこれからも僕も皆さんと同じような目線でこのピアノ弾きのティラ様を愛でていこうと思います。

というかナチュラルにそうなっちゃいます。
有難いという気持ちが変な意味で湧かない感覚。

自分で作った曲が聴いてくれる人たちに愛されることで手元を離れてそういう感覚になっていくってことは今まで多々あったんですが、まさかキャラクターの中の人としてそんな気持ちになる日が来るとは思いませんでした。

何はともあれピアノ弾きのティラ様をどうかこれからも可愛がってやってください。

自分が何目線かますます訳が分からなくなってきたんですが、どうぞよろしくお願いします。

以上です。



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