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例えば何年会ってなくても昨日の続きみたいに話せるような

今日はライブのお仕事だったりするんですが、もう何年目になるのかちょっと数えきれないくらいにはなってきたんですが、毎年11月10日は必ず同じ人とライブをしています。

ZILCONIAという関西を中心に活動しているバンドのヴォーカルの今津直幸さんという方。

本日11月10日はその今津さんの誕生日で、毎年この日にソロでワンマンを演られてるんですが僕は毎年ピアニストとして呼んでいただいてます。
(もう本当に10年レベルになってるのかもしれません)

普段はお仕事をご一緒する機会はほとんど(というかまったく)無くて、ですがこの11月10日だけは毎年(ほぼ)欠かさず一緒に音を出してます。

言ってしまえば「年イチの関係」って感じですが、つい先ほどリハーサルを終えて(リハと本番の合間にバタバタっと書いてます)改めて思うんですが、年に1度数時間しか音を見(まみ)えないにも関わらず、いつも思うのが「ツーと言えばカー」感が凄いという部分。

音が鳴ってる最中は基本的にとても自由奔放で額面通りに一筋縄で物事が進むタイプの方では全然ないのですが、一年振りの再会でも特に探り合いの空気感もなく示し合わせの時間もなく、とりあえず音をバーンと出せば瞬時に「ツーカー」な感じで(ツーカーって死語ですか?)。

なんか、もう4年も5年も会ってないような古くからの友人と久々に再会した時に、変に余所余所しい空気だったり空気感のウォームアップの時間なんか一ミリもなく第一声から昨日の続きみたいな空気感で会話できる友達〜みたいな話を何かしらでたまに聞くんですが、言うなればそんな感じでしょうか。

もしかしたらそういう対人関係においては各々の環境の変化やインプットしてきた種類の違いとかで「なんか昔に比べて会話にズレが出てきたな」とか感じるパターンもあるのかもしれません。

しばらく会わないうちになんかずいぶん変わっちゃったなあの人…みたいな経験をしたことがある人もそれなりにいらっしゃるかと思います。

それは一緒に音を出すという関係性でも実際に無くはない話だったりします。音楽の趣向が変わったりとかプレイヤーとして全然違うテイストを吸収した結果、久しぶりに音を出したらずいぶん印象が変わったなぁみたいな。
(決して善し悪しの話ではなくてね)

そんな中、1年ぶりにお会いしてバンっと音を出した時に「あ、お変わりないね」って感じで再会できる心地良さみたいなものがこの日にはあります。

何年会ってなくても久しぶりに再会したら昨日の続きみたいに話せる(一般的な)友達…みたいなリアルな存在は一向に思い浮かばない僕ですが、こと音楽・クリエイティブに関してはそういう人がちらほらと居てくれるので、そういう時にはやっぱりそういう音が出る楽しみみたいなものあり。

日々いろんな方とお仕事をしている中でどんどん新しい出会いもあり間口も広がっていく中でいろいろ刺激的な毎日ですが、そんな中そういう年イチくらいでふわっと再会して何ら変わらぬ存在(空気感)で音を出し合える人っていうのは、一服の清涼剤(という表現はちょっと語弊があるかもしれませんが)みたいな感じで大変有り難かったりします。

いいライブになりそうです。
(グランドピアノだし)

そんな感じでちょっとバタバタっと書きましたが、おそらく日常において皆さまもそういう存在がいらっしゃるかと思うんですが(分からないですけど)、音×音にもそういう存在って居たりするもんなんですよねって話をつい今しがたの実感ホヤホヤとして書いてみました。

以上です。
ではまた。



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