付加価値とシナジーを常に意識しながらピュアな競合を創る
こんばんは。
ちょこちょこ仕事を一緒にしている後輩からお土産にもらったベトナムコーヒーを飲みながら書いています。
アイスでもホットでもいけるタイプですがホットでいただいています。
そういうところで季節の変化を感じます。
(缶はまだ冷たいのでいきたいけどもそろそろ自販機が絶滅してきた)
正直僕は味覚に関してはまったくシビアではなくなんでもかんでも同じように美味しい美味しいと思うタイプで、ベトナムコーヒーと言われても正直他のコーヒーとの違いは全然分かりません。
(魚介類だけは地元のが至高だと思っていますが)
ただ、後輩がわざわざベトナムから買ってきてくれたという事実があるのでとても美味しく感じています。付加価値というやつです。
落語のような話の持っていき方になりますが、今日はその付加価値という概念を自らハックしたうえでシナジーに昇華させるという話をしようと思います。
今自分がリアルタイムで抱えている仕事に付加価値を見出して、それをただの付加価値で終わらせずにシナジーに落とし込むという部分をがっつり解剖していこうと思います。
付加価値とシナジーの違いを整理します
「付加価値とは他とは違う何らかの独自の価値を、商品やサービスなどにつけ加えること」
「シナジーとはものや事柄、人などが複数存在することで、お互いに作用し合い、効果や機能を高めること」
なんかビジネス書や哲学書みたいな雰囲気になってきましたが、ちゃんと自分の作品創りの話に着地するので安心してください。
さて、上記の二つは双方とも僕の仕事には大いに関係していて付いて回ってくるもんだと思います。ですがそこを意識しながら仕事をするかしないかで長い目で見た時の結果はかなり変わってくると思ってます。
「付加価値」と「シナジー」はパッと見の姿は似てるんだけども、本質は全然違うわけです。
どういうことかと言うと…
たとえばワンピースのキャラクターがデザインされてる缶コーヒーを最近見かけますが、まずこの段階で「ワンピースのキャラがデザインされている」ということが缶コーヒー会社としては商品に対する「付加価値」です。
どうせ同じ缶コーヒーを買うなら熱心なワンピースファンはそっちを選ぶでしょうからシンプルに売り上げが上がる。
普段あまりコーヒーを飲む習慣がない人でも全キャラクター分をコレクションしたいっていうくらいのファンだったら、全種類買うでしょう。
(50種類くらい出てるらしいから相当の買い物になります)
コーヒーを飲む習慣がない人が50本買う。
これはワンピースという付加価値を付けたことによる恩恵です。
(そういえばベトナムコーヒーの導入から気付けば缶コーヒーに繋がってますがまったくの偶然です)
しかしその場合、50本を買い揃えたらもうそこで打ち止めなので付加価値はその瞬間の爆発力はアップするものの「線」にはなりにくい印象です。
じゃあこの例でいくところの「シナジー」はどういう流れで生まれるかということを考えてみると…
普段あんまりコーヒーを飲む習慣がない熱烈なワンピースファンが、キャラクターデザインされているという付加価値のみでそのコーヒーを手に取ったものの、ふと1本飲んでみたらめちゃくちゃ美味かった。鬼ハマりしてしまった。結果、ワンピースコラボとか関係なくそのコーヒーのファンになりコラボが終わったあとでも日課としてそのコーヒーを飲むようになった。
ここまで行くと付加価値がシナジーまで発展したと言えそうです。
逆もあるでしょう。
ワンピースにまったく読んだことないけどいつも飲んでるコーヒーにプリントされてるこのキャラちょっとかっこいいかもしれない。ワンピース読んでみようかな….→鬼ハマりして全巻揃え出す
これも付加価値ではなく立派なシナジーです。
缶コーヒーにワンピースという付加価値を付けたところから、双方にシナジーが生まれる一例です。
ちなみにワンピースという作品に缶コーヒーの付加価値を付けるというのは現実的ではなさそうです。
「今週のワンピースを買ったら抽選で100名様に缶コーヒープレゼント!」というのがワンピースへの付加価値だと思うんですが、缶コーヒーの付加価値としてのワンピースというパターンに比べて価値としてちょっと弱い気がします。(言いたいこと…伝わってます?)
「付加価値とシナジーは一見同じ顔をしてるけど本質は全然違うね」という話を解剖して書いてみました。
ここまで考えてはいおしまいでは何の生産性もない話の長いヤツで終わってしまうので、じゃあそういう考えを自分の仕事に置き換えてどう考えていくか…という部分が大切なので、ここからがようやく本題です。
(導入部分長すぎな)
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