自薦は当然としていかに他薦を生み出せるかだよなってこと

昨日何気なくTwitterを眺めてたら、と在る方のツイートでこんな一文が目に入ってきました。

むぅさんのノートがすこぶる面白い。元々演奏はとんでもなく素晴らしく尊敬に値するのですが、執筆者としての才能もお持ちのようで非常に読み応えがあって毎回楽しみになってきたので今更ながらフォローしてみました🎹

大変ありがたいお話でこういう声があると毎日続けていることへの励みにもなるので、ただただ感謝です。

で、先ほどの引用はツイート全文ではなく抜粋なんですが、実は冒頭は「最近○○さんがRTしてくれる…」という文言から始まっていたんです。

ご本人に確認を取ったわけではないのであくまでただの推測ですが、このツイート主の方の相互フォロワーさんが僕のnoteを頻繁にリツイートしてくれていることでなんとなく日々目に留まるようになって、なんとなく読んでいるうちにハマってくれた…といったところでしょうか。

このプロセスを踏めてることが個人的にはとても良い形だなと思ったというのが今日のお話。

いわゆる「他薦」というやつです。

日常的なことに置き換えると分かりやすいとは思うんですが、じゃあ例えば仮にラーメン屋さんだとして。

「うちのラーメン上手いっすよ!ぜひ!一度食べてみて!」みたいなことはそりゃ店主(ならびにお店関係者)は日々声高々に発信するわけですが、まあそれだけで「よし行ってみよう」とはそうそうならないわけで。

そのケースがまったく無いとはさすがに言いませんが、知見がゼロベースのお店に対してそこの矢印が直結することはかなりハードルが高いと思っています。

ましてこれだけ情報過多で多様化している時代ならなおさら。

しかしこれが他薦となると一気にそのハードルは下がります。

例えば、日頃お世話になってる先輩でもいいですし仲の良い友達でもいいんですが顔を合わせた時に「あそこのラーメンめっちゃ美味しかったよ!オススメだから機会あったら行ってみて!」と言ってきた場合。

ゼロベースのお店の店主が一生懸命張り上げてる声を聞いてるよりも、そのラーメン屋さんへの足の重さは一気に軽量化すると思います。

例えばSNS上だとしても、自分がめちゃくちゃ応援してるアーティストだったり推しのアイドルだったりが「ここのラーメン最強!」みたいな発信をしてたら「行ってみようかな」という気持ちはグッと高まるでしょう。

そもそもずっとその最強他薦ツールとして役割を担ってきたのが「テレビ」なんでしょう。

「あの番組で取り上げられた」って感じで次の日には行列とか売り切れ続出みたいな。

別にラーメンに限らず、服でも映画でも舞台でも観光地でも、それこそ音楽でも全てのことに当てはまる話だと思います。

当事者が発信と宣伝を続けるのはそもそも当然、至極当たり前のこと。

言いたいのは、そんなものは基本スペックとして当然ある中でいかに他薦されるかということが大切だよなぁ...という話。

各種SNSを開けばとにもかくにも宣伝だったりリツイートが目に飛び込みまくってくると思います。

正直いちいちひとつひとつ見てないでしょう。
親指だか何指だかでさささっとスクロールするのが関の山。

でもそんな中でふと目にとまる要因として「誰がリツイートしているか」という要素は多分にあると思います。

当事者のリツイートを目に留めて丁寧に読んでいるのは、すでにしっかりその人のファンになってる人がほとんどでしょう。

それよりも自分の中の良い友達だったり自分の推しだったりがリツイートしてたほうがじっくり目に留めるわけで。

勘違いしてはいけないのは当事者がしっかり発信するのは当然。当たり前。

ただ、ゼロベースからリーチが届く距離は間違いなく自薦より他薦のほうが短いと思うので「あそこのラーメン屋さんめっちゃ美味しいよ!一回食べてみて!」と言われるような濃厚なものをしっかり届けていきたいなと改めて気合が入った今回の出来事なのでした。

ごくごく、本当にごくごく当たり前のことを書いたと思うんですが、たまにこうやってその当たり前を噛み締めることも大切かなと思って書かせてもらいました。

どれだけ時代が移り変わろうとやっぱり一番の最強宣伝ツールは「口コミ」なんでしょうね。

ってこと。

以上です。ではまた。


[P.S.]

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