見ず知らずの赤の他人を勝手にライバル視して戦うっていう効率
毎日書いているこのnoteですがパソコンを叩く環境は様々です。
自宅の仕事部屋で仕事の合間に(まあこれも仕事ですが)書く時もあれば、現場の時はそのまま現場終わりに同じ場所で書くこともありますし、リハと本番の合間のステージで書くこともあります。
そんな感じでいろいろ書く環境があるわけですがその中でも割と頻度が高いのが「カフェ」です。
これは別に書くためにカフェに行くというわけじゃなくて、現場仕事のために外に出た日の自宅への帰路途中や次の現場へハシゴする日の移動中なんかにふらっと寄ったりします。
そして決まってダイニングテーブルみたいな、図書館みたいな、あの6人とか8人とか10人くらいが固まって座るスペースを狙って座ります。
理由としてはかなりの確率であのシステムの座席にはコンセントが付いているっていうのと、集中力がそっちの席のほうが増すから(これは感覚的なものです)。
これは別にnoteを書く時だけに限らず、譜面を作るとか何かしらの現場資料の整理・作成いったノートパソコン一台で事足りる(楽器がいらない)仕事全般の話です。
で、ここからがタイトルに繋がるんですが…
ああいうダイニングテーブルっぽくなってるカフェの席って、僕に限らずけっこうな割合で皆さんPC(mac率高し)広げてるんですよね(なんとなく想像つくと思います)。
ひと昔前だったら「カフェでmac広げてる=意識高い系」みたいな空気でしたが、今となってはもう当たり前のようにみんな広げています。
なのでまあ、本当にまったくそんなつもりはなくても両隣の人のディスプレイとか目に入っちゃうんですね(本当に覗くつもりなんかまったくなくても!)。
だし、僕のディスプレイも多少のチラ見はされていると思います。
でもああいうダイニングテーブル式の場所でpc広げるってことは別にまあ見られてもいいやってことだとは思うんです(ジロジロ見られたらそりゃ嫌ですけど)。
自分が何の作業をしているのか絶対に見られたくないなら隅っこの一人席行くでしょうし、ダイニングスタイルでもせめて覗き見防止の何かを敷くでしょうし、というかそもそもカフェでpcを広げないでしょう。
そんなわけでたまにカフェでnoteを書いているとそりゃまあいろんな職種の方と出くわすわけですね(本当に覗き見はしてない!)。
ずっと緻密な何かをデザインされてる方。
広告みたいなものをパワポで作られてる方(たまにクライアント。
(どちらもたまにクライアントらしき方と電話しながら)
映像を編集されている方。
僕と同じように音楽を作られている方。
(一度だけ全く同じソフトの画面で並んだことがあります)
めちゃくちゃ細かいグラフをひたすら入力されている方。
他にもいろいろ見てきましたが、本当にいろんな職種の方々が各々の目的でカフェのど真ん中でpcと向き合っている(だいたいど真ん中ですダイニングは)。
それがいつもちょっと楽しかったりするんですね。
(くれぐれも不可抗力で一瞬目に入ってしまうんであって覗いてはないっ!)
すなわち異種クリエイティブ集団テーブルが完成しているわけです。
そんな中、例えば「noteを書く」という目的で入ったのならばnote書き終えたらキリよく席を立てるんですが、たまに「数十曲の譜面を作る」とか「音楽の編集」とかそこそこ「キリ」が難しい作業で入ることもあるんです。
束の間のカフェ時間で全て終わるのは現実的ではないけど、まあ今のうちに少しでも進めておこうか〜くらいのスタンスの仕事。
なのでその場で分かりやすく終わりがくることはないので、自分の中で「まあ今日はこんなもんでいいか」と一区切りするのをどのタイミングにするのかという感じ。
こういう時にとても活きてくるのが両隣の異種クリエイター。
ちょっと疲れたな〜とか、もう集中力きついかもな〜とか、コーヒー何杯目だよ…って時に何気なくチラッと見たら、変わらぬ熱量でまだ続けてたりする。
本当にゼロコンマ何秒のチラ見だから一体何が変わったのか進んだのかも分からないレベルだけども。
そしてだいたい自分より先に居た人だったりする。
そういう時にもう一発スイッチが入ったりする。
「僕より先に来て作業してる人がまだずっと集中して作業してるのに、後から来た僕が先に切り上げて帰っていいのか?」
※けつかっちんじゃない場合に限る
ってなわけでこちらも再び集中モードに入る(入らされる)。
それでもやっぱりどうしても「今日はもうさすがにいいだろ…」と思うタイミングはやってくるわけで、しかし横をチラッと見たらまだやってたりする。
なのでまた「…なにくそっ!」という感じでこちらも再再燃する。
そしてそんなことを繰り返していると「….いい加減早く終われよ」とめちゃくちゃにめちゃくちゃ理不尽な憤りを抱え始める。
ただ「ここまできたらこちらも引けねぇ」というモードに入っているので、それはそれは熾烈な戦いになる。
そしてお隣さんが荷物をまとめ出して席を立った時に「….勝った」と安堵してこちらも帰宅する…という流れ。
(たまに負ける時もある)
すると、驚くほど進捗していたりする。
そういう時にいつもひたすら集中してくれたお隣の異種クリエイターさんに感謝している。
素晴らしい戦いだったねと。
そんなわけで作業にしっかり集中したいけどなかなか…って人は強豪ライバルひしめくカフェのダイニングテーブルをお勧めします。
(効果の責任は持ちません)
ではまた。
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