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とんでもない角度から「プロセスを伝えるって大事だよなぁ」と改めて実感した話

今日も先日の糸魚川でのイベントに付随した話題になります。
どんだけ糸魚川の話をこするねんって感じですが、一旦これで落ち着くと思うのでどうかご容赦ください。

逆に言えばひとつのイベントの中で、それだけいろんな側面の切り口が存在した一日だったというわけで。

で、本当は改めて僕のほうからいろいろ掘り下げるところから始めようかと思っていたのですが、既にご本人がご自身のnoteで事細かにガッツリ書かれているので、まずはそちらをどうか読んでいただければと思います。

どう考えても僕が言えた口ではないんですが、なかなかに長文です。

質量ともに実に重厚な一本の記事に仕上がっているので、ふわっと読むにはなかなか大変かと思うので多少お時間に余裕がある時にじっくり読まれることを推奨します。

ちょっと長文を読むのは苦手だという方は、ザックリ流し読みしていただくだけでも、そこに詰まっている手間暇はお分かりいただけるかと思います。

今日の僕の記事に関しては上記のnoteを改めて紹介するところで8割くらい仕事は済んでいて、あとはそこから改めて見えてくる「誰かに何かを届ける際にプロセスを伝えるという事が如何に大切か」という部分を添えるだけのお仕事です。

もう言っちゃいましたが。

なので重ね重ねのお願いになりますが、話の前提としてまずは上記noteのほうから目を通してもらえると幸いです。


そんなわけで諸々の経緯は先ほど引用させてもらったおくだまさん(以下:ファンキー)のnoteに全部書いてあるので、僕がここで改めてあれこれ書いたとて書く側としても読む側としても謎の二度手間が発生しますからガッツリ割愛するとして、当事者である僕がこの制作背景を知った時の率直な感想は…

「何に本気出しとんねん笑」


です。

いつも淡々と文字を連ねる僕がわざわざ装飾して表記するんですから、よっぽどです。

回も終盤に差し掛かったくらいのタイミングで、僕がちょっと目を離している隙にピアノの上にこのふざけた被り物(賛辞です)がサプライズ的に置いてあったんですが(何のサプライズやねんって話ですが)、数日間に渡る手間暇をかけてファンキーが目指したひとつの到達点は、僕にひと言突っ込まれる瞬間(出オチ)だと思います。

「わあこんな素敵なものを作ってくださってありがとうございます!」
「え〜嬉しい!すごい!大切にします!」
「ええ〜…いいんですかこんなのいただいちゃって!」

そんなアーティストの様式美のような気の効いたリアクションが僕から来ることなんて100%ないのは承知の上で、むしろ「なんやこれ」っていう僕の困惑のリアクションの一コマのために信じられないくらいの手間暇をかけたのだと思っています。
(あとはただただ被せたいという自己満足)

まあ実際その瞬間を迎えた時の僕の素直な感情としては、嬉しいとかわざわざ作ってくれて有難うみたいな気持ちよりも、「なんやこれ…笑」「いやなにしてんの…笑」「え、被るの?(困惑)」って部分に振り切られるわけで(で、多分それが正解)、実際その苦笑い満載の僕の困惑模様を場の皆さんはとても面白がっていたわけで、ひとつのエンタメ要素として綺麗に収束した瞬間でありました。
※念のためフォローしておきますが僕もその感じは全然嫌ではないです

とは言え、その出オチを経てじゃあモノはどうするのかって部分は悩ましかったと思います。

実に嵩張りますし「せっかく作ったんでぜひお持ち帰りください」なんて烏滸がましくてさすがに言えないと思いますし、そもそもあの場で僕に被ってもらえたことで目的は達成されたと思うので、普通にご自身で持って帰られる予定だったかもしれません(全て推測ですが)。

そんな中、このマスク(マスクなの?これ)を制作するにあたってどれだけの工程、手間暇を費やしたのかっていう部分を西村サンに絶対に伝えたほうがいいよ的な事を周りのお仲間がファンキーに促し続けるわけで。

ファンキー本人は多少渋っていたようですが(なんか恩義せがましいとかあったのかも)、お仲間からしたらその手間暇に対する敬意とか「これは絶対に知ってもらうべき」みたいな勿体なさもあったのかも。

で、その場で冒頭のご本人のnoteに書かれている制作過程の一部始終をスマホで見せてもらった時に、「いやこの一瞬の出オチ感のためだけにこんな本気出したんかい。あんた心の底からバカだね(大賛辞)」みたいな気持ちが僕の中で沸々と湧いたわけで、結果「これちゃんと持って帰ってこれからも大事にしますわ」という気持ちに辿り着いたわけです。

いや、正直自宅に置いてても日常の何の役にも立たないんだけども(失礼)、プロセスの一部始終を知った途端に何とも言えない愛くるしさを感じてしまったもので。

あの日はご家族も同席されていて、僕に被せる一瞬のためだけに数日ずっと自宅で作業に没頭してる主を温かく(?)見守り続けていた話とかも聞いたら尚更。

結果、新幹線に同乗させて一緒に自宅に帰ってきたわけです。
(まあまあ二度見されたぞ)

昔々、ニコニコ動画全盛期に「才能の無駄遣い」っていうタグがついた動画を好んで見てた僕の気質にもハマったという要素もあります。


まあ今回の事と意味合いは全然(本当に全然)違うんですが、僕は人に何かを届けるっていうお仕事とさせてもらってるわけで、やっぱりそこにどれだけの手間暇をかけているかっていうプロセスの部分を知るっていうことが受け手に対しての作品の価値をブーストさせる事は間違いなくあるよな…って事を、とんでもない角度から改めて実感したひとつの出来事なんでありました。

といったところです。



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