安心してください、80分前後で終わりますから。
8月17日の大阪、そして翌18日の東京。
気付けばワンマンがすっごい近付いてきました。
最近は嘘みたいなスライダー軌道を描く事もあるので予断は許しませんが、くまなく最新情報をチェックしている分にはどうやら台風の影響も無さそうです。
満を持しての初ワンマンで直撃中止とか、さすがにさっすがに勘弁してくれよと思うのは正直なところなものですから、とりあえずひと安心しています。
ですが、各所情報によると16日はいろいろイベントが中止・延期になっている模様。その数だけやり場のない気持ちを抱えた運営さんだったりアーティストさんが居てお客さんが居るわけなので、僕が「影響なさそうな気配だ〜良かった〜」とひと安心してる裏で「もう少しズレてくれれば」と唇を噛んでいる人もたくさんいらっしゃるわけなので、つくづく無慈悲で成り立ってる世の中だと思う今日この頃であります。
そんな話を延々としたいわけではありません。
でもワンマン関連の話なので導入としてそんなに遠いわけでもありません。
そして17日、18日のワンマンを引き合いに出した話ではありますが、今後もそのスタンスは続けますという部分があるので、当日参加していただける方以外の方は関係ないって話でもありません。
タイトルにも書いていますので単刀直入に。
両日とも本編の公演時間は80分前後で収めるつもりでいます。
サクッといったら70分ほど、なんぼ長くても90分。
すなわち80分前後。
一概には言えないのは当然の大前提として、アーティストのワンマンライブって“2時間”っていうのがひとつの基準としてあるかと思います。
長い場合は2時間半とか3時間って場合もありますし、ちょっとショートしても1時間50分とかでしょうか。ざっくりのイメージですが。
舞台や映画も同じような感じかもしれません。
この2時間ちょいっていう時間は本当に時と場合によって驚くほど体感が違うわけで、事前情報としてのカロリーも変わってくるわけで。
例えば子供の頃から好きでめちゃくちゃ聴いてきたバンドとか、学生時代にツアーで大阪に来てくれる度に血眼でチケット取りを頑張って毎年欠かさず参戦してたようなバンドのライブだったら、そもそも何時間くらいやるのかとか端から気にしていなくて、始まったら終わるまで一瞬であとで時間見て「2時間半もやってたのか！」とかそこで気付くなんてこともザラにあったんですが。
時に「…なっげぇなぁ」とライブ中に思っちゃうライブもやっぱりたまにあるわけで。いや、それなりにあるわけで。
それは別に曲が退屈とかライブ(演奏)そのもののクオリティーがとかそういう意味じゃなくて、やっぱりシンプルに集中力の限界なんだと思います。
で、そう思う場合の自分の立ち位置はだいたい2つで、ひとつは“知り合いに誘われた”的な立ち位置。
この場合の“誘われた”もさらに2種類あって、「知り合いのバンドのワンマンがあるんだけど一緒に行く人探してて、よかったら一緒に行かないか」っていうパターンと、もうひとつはまさにそのワンマンを演る本人からの「よかったら観に来て」っていうお誘いパターンと。
形は違えど「知り合いに誘われた」という意味になるやつです。
で、もうひとつは「そもそも(コア)ファンというわけじゃないんだけども、こういうのも聴いておいたほうがいいかな」的な感じで、自分の勉強・インプットとして観に行くパターン。
要はコアファンだったら(例外もあるかもだけど)時間とかそんなのそこまで気にせずずっと堪能できるんだけども、そうじゃない場合はやっぱりどこかでちょっとしんどくなっちゃう時間帯って在ると思ってて。
(ずっとめちゃくちゃバカ正直に書いてしまっています)
その場合、楽しかったとか良かったっていう感情の残り香よりも、ちょっと疲れたな〜、ちょっと長かったなっていう感情の残り香のほうがやや強くなっちゃって「また来てね」と言われても、ちょ〜っと腰が重くなっちゃう事実もありまして。
(要はリピートしづらくなるというか)
その場に居る全員が全員、全然2時間でも3時間でもOK！みたいなコアファンの方々ならともかく、ちょっと最近興味が湧いてきたからライブ行ってみようとか、この人のライブどんな感じなんだろうな〜ってくらいのノリで初参戦する方からしたらやっぱり2時間とか2時間半と言われたらけっこうハードルが高い気がしてしまうのであります。
(※ファンクラブ限定ライブとかだったら全然良いと思うのですが)
ライブハウスに立ってる人間はとにかく“新規”という存在を欲する生き物なのですが、結局リピートしてもらわないと何の意味もないわけで、その際に「ちょっと長かったな」っていう感情はかなり足枷になるんじゃないかと思ったりなんかしていて、裾野を拡げていくという意味では「そんなに長くなくサクッと観れますよ」っていうほうがいいんじゃないかなぁ〜…
なんて思う僕が僕として今回ワンマンをするわけなので、僕のワンマンは1時間強から(なんぼ長くても)1時間半弱くらいで収めさせてもらいますというお話です。
何が正しいとかいう話じゃなくて、僕がお客さんの立場としてそう思いがちな性分なので、自分のライブはそうするっていう至極シンプルな話です。
なんか料理も、おもいっきり満腹にさせるよりもちょっとだけ物足りないくらいのほうがまた食べたくなる…みたいな話を昔聞いた事があるんですが、まさにそういうことなのかもしれません。
その「物足りない」が味そのものだったらまったく意味ないんですが「量」だったらば「美味いからこそ」ってことなんで、そんなライブを重ねていこうと思います。
というわけでそれくらいの尺で終わりますから、取り急ぎ大阪ならびに東京の公演に来られるかたはお気軽に堪能していただければと思いますです。
って感じで。
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