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幻日のヨハネ NUMAZU IN THE MIRAGE 雑感

『幻日のヨハネ NUMAZU IN THE MIRAGE』のことについて無差別に書く予定なので、ネタバレ等に責任は持てません。悪しからず。

 4月頭ですか。「Slay the Spire」という、switchでも配信されているローグライクカードゲームのボードゲーム版をやる機会がありまして。
 これがなかなかどうして、とても面白い。

 ゲーム業界には明るくないのでこのようなジャンルがあることを最近知ったんわけですけれども、幻日のヨハネゲームの2本目はなんとそのままこのカテゴリに属するゲームだったのはタイミングが良くて笑ってしまいました。事前にヨハヌマの情報をちゃんと調べていなかったので、やり始めてから判明した。
 
 そのおかげというかなんと言うか、ローグライクデッキ構築ゲームのセオリーがふんわりと頭に入った状態でこのゲームを遊び始めたのでかなりスムーズにストーリークリアまで出来てなんとこのゲームも1週で終わっております。コンパクト。

 ただミッションのクリアが済んでなかったりするので、もうしばらくは遊んでいそうな予感がします。フォーマットが面白いのもあって気が付くとあっという間に時間が過ぎ去っていってしまう。   
 Slay the Spireは買わなくて正解だった。どう少なく見積もっても生活が終わる。

 面白いゲームでした! それでは感想垂れ流しに入ります。

ざっとストーリーを追う


ヌマヅの日常、今日もヨハネは元気に過ごしています。
部屋で鏡を見つけるところから話が始まりそうです

 いつものメンバーで集会をしているシーンから話が進んで行きます。アニメ版だとなんでもない日常を9人+1匹で過ごすシーンって意外と少なかったりするので、こういう場面が見れるだけでも嬉しくなっちゃう。

話題は「大天師ウォレン」というヌマヅ民御用達のおとぎ話のことに
ナイトウィキッドの単語は公式Twitter(現X)で見た

 この日はいったん解散してヨハネの占い屋「シュリーレン」での操作になります。

ベースキャンプ
ノーマルより上の難易度がないあたりにメインターゲットへの配慮を感じる

 と思ったんですけどメインターゲットってどうせ男のオタクなんだから、こういうゲームはそれなりに難易度高くても良いのではという気がしてきた。

 翌日、何やらハナマルの様子がおかしいようで……

めっちゃ体調悪そう

 どうしたらいいのか分からないまま慌ててると、件の鏡に吸い込まれてしまうヨハネ。

スタンド攻撃を受けていそう
初期デッキの抽選のようなものが突然始まる
Slay the Spireでも同じようなマップでしたね
エネミーがみかんなの、不意打ち喰らってめちゃくちゃ笑ってた
デュエリストしぐさで笑ってる
チュートリアルなので苦も無く撃破
本人も良く分かってないじゃん
すぐ調子に乗るんだから

 ざっくりとしたバトルの流れのチュートリアルはあったものの、初期デッキが固定なのかランダムなのかとかの説明もなくびゃって出てくるし各種カードの種類とかバフ・デバフの仕様とかマジでま~~~~~ったく説明がないので細かいところが気になってしまうタチだとちょっと不親切を感じるなどした。
 まぁただ正直なところそのあたり気にしなくてもゲームは全く問題なく直感的にも進められるので、日常的にこういうタイプのゲームをする層に向けては作ってないのかな?って感じる。別にプレイ人口が多いわけじゃないから仕様を調べるのにすんごい苦労はします。

バトル画面はこんなかんじ
動きはちょっともっさりしている
宝箱があったり
ショップがあったり
カードのアップグレードができたり

 まぁ一通りのローグライク要素はありますね。

 このゲームならではの要素といえば仲間召喚カード。道中でメンバーそれぞれを召喚する特殊カードが手に入るんですが、それらはバトル中いつでもノーコストで使えるんですね。それぞれ固有のテキストがあって、バトルを有利に進められます。

ルビィ召喚エフェクト

 召喚の演出、かわいいんですが基本的にめっちゃ長いのでテンポが損なわれてしまうのが玉に瑕。エフェクト切ることも出来るんですが、ステキ演出なためこのゲームのストロングポイントでもあったりするので中々難しいところ。差別化って難しいね。

Blazeもそうだったけど、エネミーのデザインがいちいち素敵で良いんですよね、クセになる
当然休憩マスもある、HP回復~

 そんなこんなでボスマスに着いたので、エリアボスを討伐するそいっと。

パンパンパンチて
スクショだと分からんですが、ボイスがめ~~~~ちゃんこいい
各メンバーが収録を心から楽しんでそうなのが伝わってくるような楽しさ
頭がパーンしてるのよ

 ナイトウィキッドのセリフの勢い、サンシャインのボイスドラマを彷彿とさせるぶっ飛び具合でこのシリーズと長い付き合いのオタクとしてはなんか懐かしくてニコニコしてます。

ナイトウィキッドを倒すとハナマルの調子も戻ると
このゲームの特徴のひとつ、衣装システム
BD特典の衣装が優秀でいいんですよね
ひよことか今も普通に使う強衣装

 シンプルに衣装を変えてプレイできるのがたのしいです。かわいい。

気の抜けたエネミー説明文すき
違うゲームの影響でついレリックと呼んでしまうチャーム、持ってるだけでパッシブスキルが追加される道具ってなかんじの要素です
すやすやシリーズほんまかわいくてすき

 いうてあとはやることは一緒で、どんどんバトルを重ねてナイトウィキッドを倒していきます。

ゲームのカードなくしちゃった……
何やっても良いと思ってそうなので、滅茶苦茶小ネタを入れてくる
ちょっと嫌とかじゃない、悪意のベクトルが明後日向いてんのよ
愛情のクセが強いのよ
カード全部描き下ろしなの良いんですよね、アナログゲーム化してくれないかな……
お前もか、ていうかこっちが先に言い出してそう
モータルエンジンかな?
素晴らしヨハネ、使っていきたい
ナイトウィキッドの衣装を着せ替え出来るらしい
みんな可愛いので良い施策だと思います
アイスクリームだ!!!(Slay the Spire)
いやほんとここの伊波杏樹さんのボイスマジで楽しそうで良いんですよ6000円くらいの価値はある
ちょいちょい名前で遊ぶのが常態化している
おや、そういう方向に話を持っていくのか?
カニがヤバすぎることに目が行ってメンダコとウサギを悪魔合体させることも大概イカれていることに気付かない、巧妙なミスディレクション
ひと昔前にありましたよね、年賀状を配達しないで川に投げ捨てた事件
なるほど鏡の世界の存在が現実のものと入れ替わる、お決まりパターンのひとつですね
突然知らない単語を出さないでほしい
フルボイスじゃないので未だに「命気」をなんて読むのか正確にはしらない
呪いカードの種類が豊富なんですよね
鏡リリーはマッド過保護タイプ
冷静に分析をするヨハちゃんすき
スタイルを変更することも出来る
追加DLCでスタイルとか増えたら嬉しいけど……まぁなさそうかなぁ
バカだ(直球)
おおっと少しずつ風向きが変わってきますね、ここが“現実を映す鏡”の中だというところが重要なポイントになるんですかね
こっわ、身代わり系の怪異じゃん
これマリやない、あいなちゃんや
流石のヨハネもドン引き
このゲームのライラプス結構喋る&スーパーお母さんムーブするのでかわいい
えっちだ……
ナイトウィキッドヨハネ!!!
“憧れ”を映した姿か
文字通りの悪魔のささやきを振り切って、勝負!!
大天師のデザインほんま良い……

 無事に破壊したので終わりかと思ったら……

シャベッタァァァァァァ
コンパクトなラスダンである
ボスネーム表示シュールだな……
この手のゲームの一番楽しいところなんだから、追加効果モリモリモリモリ
何者でもない頃のヨハネを映した鏡がこのゲームでの敵役だったんですね
乗り越えた過去の時分すら、自分の糧として最後まで連れて行く精神ですよ
こ~れラブライブサンシャインです
アイアンマンのラストシーンと同じ〆
すっとエンディング
おわり!!!!

 かなりスムーズに話が進んじゃってたのもあり、単純にこの手のゲームに私が慣れていたのもあり、難易度もそこまで難しくないのもあり。なんの苦戦もせずラスボス倒しちゃったのであんまり達成感無くて笑っちゃった。ストーリーもそんなにこんがらがったやつじゃないですしね。Blazeの方もシンプルでしたが。

クリア後に鏡面世界突入する時は“笑顔の自分”が映るの、粋な演出ですね

まとめ

 幻日のヨハネ NUMAZU IN THE MIRAGE エンディングまで終わりました!!

 一端の区切りが終わったという感じで、ローグライトデッキ構築ゲームの神髄はここからと言っても過言ではありません。入る度に違うデッキを組んで遊べる拡張性がウリ。用意されているミッションを消化しがてら、月曜日が休みだったんですけどマジで気付いたら1日が終わってました。ちゃんと楽しいです。

 そして例によって「幻日のヨハネ」なので、キャラクターが会話している場面が増えたというだけでもプラス要素ですよね。アニメ13話だけだと日常会話成分がもうちょっと欲しいんですよね。

 ストーリーも短めのものではありますが、ヨハネの内面を過去から掘り下げた上で、仲間と出会った現在とこれからの未来を示唆するいい物語だったと思います。これまでの幻日のヨハネの要素も考慮された真面目なストーリーなのも満足感〇

 ゲーム的なところで言うと、収録カードは最低限のものがしっかり揃っていて物足りないなって思うことは無いかなというところ。
 
 ただ、流石にカードプールが滅茶苦茶豊富だ!!!ってほどあるわけではないので、強いデッキを組もうとすると似たようなカード構成になっちゃうなぁって印象。低コストで殴りながらドローする、もしくはカードプレイがそのまま火力になる下準備をしつつデッキを一生回すかの2択になるでしょうか。
 基本的に難易度は低めなので、理論デッキ以外のマイナーデッキでも全く問題なくクリアは出来るかもしれません。

 各カードの演出がもっさりしててテンポ悪いなぁと思いながらプレイしていましたが、こちらに関しては後に設定で切れることが判明。タイムアタックミッションクリアできない問題はこれで一旦の解決。

 ほんでこのゲーム一番にして唯一の明確な不満点、バトル画面のUIが扱いづらい!!!!
 いろいろ細かい不便さはありますが、カード選択する際に左端から右端にパッと移動できない上に、送っていくと右端のカードの更にひとつ右入力することでターン終了ボタンにカーソルが合っちゃう!!!クソ暴発する!!!!!これが本当にこのゲームの全てのヘイトを集めてます。これだけと言ったらこれだけですが、それがものすんごいストレスでね……。戦闘UIってほんと大事なんですよね……。

 ゲームの内容としちゃあ不満はあんまりないですし既に結構遊べていますが、単純にもうちょっと難しいマップが出来たりカードプールが増えると嬉しいな~って。そろそろプレイが単調になって飽きてきそう。
 今のところバランスとパワーのふたつのスタイルしかないけれども、それが増えたら楽しいな~と。

 とまぁそれなりにツッコミどころはあるものの、総合的にはすごい面白いゲームです!!じゃなかったら休日1日潰れません。
 単純に幻日コンテンツが好きというのもあるのでもっとこのゲームを遊びたい気持ちが強いです。5月まではDLCが決まっているのでとりあえず買おうかな……正直一人であがいても意味なさそうですが……俺はやるぞ……。

 良いゲームでした。なんならトロコンするくらいまではまだやります。
 ご興味ある方は是非ともプレイしてみてください。


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