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続・西小山 山静さん🍶

今言わないと終わってしまうなと思い、そんな訳で残暑御見舞申し上げます。まだまだ溶け(焦げ)そうな猛暑続き🫠、皆様引き続きご自愛くださいませ…🍵

ところで4月の初めにご紹介した、鰻の美味しいご近所わびさび系小料理屋、「山静」さん。なんとこの夏で暖簾を下ろす決断をされたようで、ある日お店の前を通り過ぎると、エッ⁉️お店の看板が外されている… そういえば毎月終わりに壁に掲げられていた「浜名湖産うなぎかば焼販売致します」貼り紙、6月あたりから見ていなかったような…。奇しくもその日は土用の丑の日。ただお店の灯りがついていたので、もしかすると長年の常連さんの分だけ鰻を焼いて、有終の美を飾ったのでしょう。
その後、カラスミを干してあったりした店頭の台には、「ご自由にお持ち下さい」と趣のある食器やお椀等が置かれるようになり、たった1度だけのご縁なのに、お魚用のお皿等ちゃっかりいくつか頂いてきてしまった。これは魚久や加島屋のお魚を焼く時にでも… でもなかなかそんな機会はないので、とりあえずズッキーニやスパムむすびを置いてみたり。

それにしても、かつてこの城南エリアが職人で賑わっていた頃からご夫婦でお店を切り盛りされ、街の劇的な変化をつぶさに眺めてこられてきた山静さん。やや背中が曲がり、お耳が不自由になられても、少年のようなキラキラとした眼差しの浜松出身のご主人、調べてみると包丁の技には定評があり、タイのカービングのように干支の動物を野菜で綺麗に表現されていて、料理学校の先生もされていたらしい。きっとその気になればバブルの波に乗り、もっとうまい商売だって出来たかもしれないのに、商店街の片隅でひっそりと腕を振るい続け職務を全うする、、80年代半ばあたりから(自分の手を汚さず汗も流さず)要領よく儲ける事が是とされるようになった世の中で、とても真っ当で素敵な人生だなぁと、ちょっとじわじわきてしまった。本当はもう一度鰻と山芋わさびを頂きたかったけれど、どうかご主人もおかみさんもゆっくりおカラダを休めてください。そんな夏の終わりの今日この頃…

元なごやん的活用法、入っちゃいました😝 けど久方ぶりに冬瓜なども煮てみましたよ。スパムの下はちらし寿司。

FYI: 4/10の投稿より↓

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