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【202112-02】最近見て良かったPV/予告系映像

年末ですね~

映画『大怪獣のあとしまつ』本予告(60秒)

空想科学的な作品コンセプト自体がかなり面白い本作ですが、期待しつつどういった話になるのかという様相が見えてきて良かった
大怪獣ということで恐らくゴジラからシン・ゴジラを若干彷彿とするような作りにはなっているのではないかと感じます。
日本だからこそクスっと笑えるセリフ回しなどテンポやオチも合わせて良い一作でした。


『あなたの番です 劇場版』予告②

数年前、予告が面白そうで観に行ったらドラマの続編劇場化の作品で楽しめたけど細かいところは全然分からなかったという作品があったのですが、本作もドラマを観ずともつい観に行きたくなるような予告でした。
開始10秒足らずでトップスピードにいってもその後全くダレずに最後まで駆け抜け、ミステリー感もしっかりとある圧巻の作りでした。
主題歌が流れているというだけで盛り上がりというのはかなり作れるのですが、楽曲に合わせ過ぎずセリフだけでテンポを作って変に聴こえてしまうギリギリまで間を詰めた構成が気持ちいい。
「嘘つけ」と一瞬見せることで引き立つメッセージ性とP音による意味深さそれぞれがある種王道なのですがなかなか真似できない感じ。


映画『キングスマン:ファースト・エージェント』ファイナル予告

結構前に出ていたのですが劇場に足を運ぶまで気が付きませんでしたね…。

キングスマンらしいアクションとシリアスジョークというかファンが期待するシーンが詰まった予告でした。
3作目になってくると変に外した予告は作りにくいのかと感じたりしますが、元々遊びのある作品なので自由にやっても大抵は「キングスマンだしな…」みたいな気持ちで観ることができます。
作品らしさが詰まった予告ということでとても好きです。

これとは別にレギュラー予告というのもありこちらはスタンダードな予告編。

スタンダードとは言いつつ見せ方に趣向が凝らされており、音に合わせた気持ちの良い展開が作品の期待度をしっかりと上げてくれる印象です。

音に合わせた予告と言えば一昨年のワイルドスピードの予告が予告としては長尺なものの音とのシンクロに徹底した作りで素晴らしいものでした。おすすめです。


TVアニメ「平家物語」第二弾PV

第一弾PVはそもそも作品の発表と同時公開・先行配信FODということもあり、作品の全体像と特に主人公のびわ中心にこういう作品を出していきますよというものだったのですが、今回は「平家物語」という人々のドラマ・人生に焦点を当てた構成になっていました。

前半はシンプルに導入>キャラ・キャスト紹介という流れですが、シンプルな見せ方や短いセリフ回しであまりキャラ紹介感が出ないように工夫されているのかと感じます。
その後からのメインパートの皮切りとなるセリフ回し、
「生きていく」「生きてくれ」「生きてやれ」
と続けていくのが作品テーマ性ともシンクロして素晴らしい。

その後も歌詞の「世界」に合わせて映像を出してきたかと思えば、対局のセリフ「行くな」「行かせて」と印象づけたり、同じようなカットは使いすぎるとチープになってしまいますが目や手、涙を流すカットを続けていくなど絵と言葉の意味を目と耳で焼き付ける展開が本当に良い作りでした。

個人的に第一弾PVの時点で圧巻で今年トップレベルで好きなPVだったのですが、まさか同作でそれを超えてくるとは思いませんでした。
疑う余地もなく制作されたのは10GAUGEの依田氏だと確信しているのですが、本当に悔しいですね…。

第一弾PVも素晴らしい映像なので是非。


映画『バブル』特報

静かに始まる導入から畳み掛けるように始まるアクションと澤野弘之氏らしさが際立つ劇伴でとても期待感を煽られる一作でした。
わざわざ「WIT STUDIO/進撃の巨人」と打ち出すだけあり、立体機動装置を思わせるアクションから劇場で観たい!と思わせる映像だったと思います。
全体の雰囲気作りというか見せ方に社風を感じて、制作は10GAUGEだと思っているのですが依田氏っぽさは薄いので別の方ではないかとなんとなく予想しています。(小林氏かな…?)


また次回~

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