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けん玉こんにゃく
いきなりだが、おでん仲間の出汁を一方的にもらうだけもらっておいて、絶対に煮崩れしない『玉こんにゃく』の生き様が好きだ。
ある日、平井駅の名店『花笠』で串打ちされた玉こんにゃくを食べながら僕は考えていた。
例えば【玉こんにゃく】の串の穴に【糸こんにゃく】の先を通して結び付け、もう一方の先を串の根元に結ぶ。
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この世に、玉と糸の両方に加工される『けん玉食材』は極めて珍しい。伸縮自在の糸こんにゃくが肝であった。
つまりこれは『けん玉見立て料理』。
これを『けん玉こんにゃく』と命名して町おこしするのだ。
『花笠』の女将に、このアイディアを伝えてみた。
80代の女将は『私が引退したら、小林さんがこの店を引き継いでその野望を実現して欲しい』との事だった。
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僕は真面目な性格なので相手に冗談が通じず、まともに返される事が実に多い。
そのおかげで、この先の人生も色々ありそうなのであった。
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