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エビピラフと魚屋さん

先日、喫茶ミカドで『エビピラフ』を食べて以来、自分でエビピラフを作りたくなる。

1ヶ月限定の趣味になるかも知れないが、その趣味が『エビピラフ作り』になりそうなのだ。

『エビピラフ』を外食するのは人生初めてだったが、ちゃんと作ると『エビピラフ』はこうも美味しいものかと、びっくりしたのである。

しかし唯一気がかりなのは、ピラフに使うエビの頭はどこへ行ったのか?という事だ。

お味噌汁がセットになっているが、その出汁がエビ頭でとられる訳でもない。

だから今日、僕は毎日のぞいている近所の魚屋さんで海老の頭を分けてもらった。



聞けば海老の頭は無料(サービス品)なのだと言う。

海老の頭だって色々考えて生きてきたであろう。

なのになぜ、身だけがピラフとなり出汁と海老の考えが詰まった頭がサービスなのか。

昔、市川海老蔵さんが酒場で叩かれてニュースになった事がある。
でもよく考えたら世界中の海老たちが毎日、人間に叩かれ頭をもがれている。

どうもこれは、海老の全てを使ったエビピラフのランチメニュー誕生が待たれている気がする。

となれば、僕は週末にエビピラフのためのフライパンを合羽橋に買いに行く。そう決めた。

そして日本酒の肴となりうるエビピラフを完成させるのだ。



これが僕のエビとピラフへの『愛の賛歌』である。
(歌っているのはエビとピラフじゃなくエディット・ピアフです)

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