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七番蔵から槽場へ

僕が再び北海道を離れる前に、是非写真に納めたかったものがあったのです。

 それは北の錦発祥の地 で約18年もの間、たくさんの楽しく美味しい時間をくれた『(閉店した)七番蔵の看板』

 オープン当時、直営のアンテナショップの誕生に胸が躍り、かつてない高揚感に包まれた事を思い出します。



 そしてこの度、七番蔵の歴史を新店『槽場』が引き継ぐ事になりました。
(七番蔵から少し離れた場所に秋頃オープン予定です。)

 『槽場』と書いて【ふなば】と読みます。

 聞き馴染みのない言葉ですが、これは日本酒用語で『お酒が濾されて生まれてくる槽(ふね)がある蔵』の事。

 まさに搾りたてのお酒が愉しめる場所にしたいという願いを込めた名前です。



 なので『ふな』は『ふな』でも、決してあの『ふな(鮒)』ではありません。

 『かつお』は『かつお』でも、あの『カツオ』ではなかったり、

 『あゆ』は『あゆ』でも、あの『あゆ』ではなかったりするように、

 『ふな』は『ふな』でも槽(ふな)場は決して『鮒料理』のお店ではないので是非お知りおき下さい。

 但し、あの『あゆ御一行様』や、あの『カツオ御一行様』のご来店はもちろんの事、

 本当に泳ぐ『鮒、鮎、鰹、御一行様』のご来店も心よりお待ち申し上げております。

 その際には、間違っても板場でさばかれないようにお席の予約表をしっかり確認したいと思います。

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