ゲームとことば#92「わざマシン」
説明不要の人気シリーズ『ポケットモンスター』で、ポケモンに技を覚えさせるためのアイテム。それが「わざマシン」。
上位互換に「ひでんマシン」というのもあるが、いったいどういった仕組みでポケモンに技を覚えさせているのだろうか。
私は初代「緑」を遊んだ程度なのだが、どうやら後のシリーズではわざマシンはCDのような形状となっているらしい。
ポケモンに戦闘技術をインストールするということなのだろうか、謎が尽きない。
確かに小さなボールに収まったり、パソコンでデータ管理されていたりする生き物なのでそのようなカスタイマイズ性があってもおかしくはない。
先ほども言った通り私は初代の知識しかないので、今ではもっと細かい設定もあるのかもしれないが、ポケモンとはつくづく「管理」されることに特化した生物なのだなと思う。
ただ、アイテム1つでサクッと物事を覚えられるというのは素直にうらやましい。
年を重ねるたびに、切実に感じる。
資格の勉強などしていると、昨日解いた問題すら次の日には「1、2の…ポカン!」で忘れているものだ。
「わざマシン」で無理やり試験範囲を覚えさせてくれないか。
自身の怠惰が招いただけの物覚えの悪さが飛躍し、管理されたいとすら思うちょっとしたディストピア思考。
恐ろしい。
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