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ゲームとことば#22「ステンバーイ…」

ギリースーツを着て敵地に潜入し、草むらや戦車の陰に隠れるプライスとマクミラン。
敵を静かに狙撃したり、大胆に移動してみたりするこのミッションは、ゲームとは思えないほどピリピリとした緊張感を味わえる。
FPSはほとんどやらないのだが、COD4は何度もプレイした私。
一人称視点なので没入感が高いのはなんとなくわかってはいたけど、特に「這いつくばる」姿勢だとリアルに感じるのだなという発見をした。

なぜだろう。
立って相手の前身の立ち姿をとらえたときより、伏せて足元を見た時の方が、周りのサイズ感や距離感が現実の見え方と近いからなのかなと思う。
モニタのサイズが小さいと、普通に立って戦っている映像はどこか映画のように感じるが、例えば戦車の下に忍び込んで、雑草や敵の足元しか見えない時などは、見えるもののサイズ感が現実とあんまり変わんなかったりする。
それでよりリアルに感じるのではなかろうか。
あとこの場合、家庭用モニタで画角が小さいのも奏功している気がする。
…まあ、よくわからんけど。

とにかく、敵地ど真ん中で立った二人、ひりつくような潜入を行うこの場面は好きだ。
マクミラン大尉にステンバーイ…ステンバーイ…と言われると「ちょっとでも動いたら終わりだな」、「作戦を終わらせて早く家に帰りたいな」とか、あまりゲームで考えたことのない感想が次々と出てくる。

緊張感って面白い。

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