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ゲームとことば#27「ジャッジメントカズ君」

『龍が如く0』にてラジオ番組にハガキ投稿する、主人公の桐生一馬。
そのラジオネームが「ジャッジメントカズ君」である。
ジャッジメントは作中で桐生がカラオケで熱唱する曲名。
カズ君は自身の一馬(かずま)からきているのだろう。
どう見てもカタギではない(作中で破門されたりはするものの)桐生がラジオのハガキ職人になるということ自体がおかしいのだが、ラジオネームを真剣に考えるところが何ともほほえましい。

ジャッジメントはまあいいとして、カズ君はなんだカズ君は。
自分のことカズ君ていうのか。呼んでほしかったのか?
桐生さんにとってたまたま耳にしたラジオ番組だったが、試しにハガキを投稿し、それが読まれると子どものように喜ぶ。「よっしゃー!読まれたぜ!」
インモラルなネタの後にふわっとした内容のPS.なんかつけちゃったりする。
パーソナリティのドルチェ神谷にも敬意を示し、実際に会えた際には握手を求める。
投稿ネタは桐生自身が他のサブストーリーで経験した内容となっているため、サブストーリー同士がちょっと絡むという面白いスタイルだ。
普通1つ1つのサブストーリーって独立した小話みたいなもので、それっきりなのだが、こういう小さな関連性があるとうれしいのは私だけだろうか?

それにしても龍が如くのサブストーリーはふざけた内容がとても多く、シリアスなメインストーリーとのギャップに混乱しそうになる。
真島編も含めるとほんと名言珍言、名場面に事欠かない『龍が如く0』だが、ふと思い出したのはこのラジオのくだりだった。

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